2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「満る大」谷地頭

市電谷地頭終点にある。駐車2台分しかない。駐車スペースを必要としなかった時代からの蕎麦屋ということだと思う。テーブル3つ、小上がりに2つの小さな店である。手打ちの看板を掲げるようになってどれくらい経つのだろう。そう古い話ではないと思う。「…

「喜多家」港町

少し細めの麺。きりっと締まっていて舌触りがとてもいい。蕎麦の香りは今ひとつ物足りない気がする。切れて短くなった麺が多く、気になった。つけダレは少し甘め。細い麺ゆえにたれにからまる量が多くなり甘さが勝ってしまう。もり蕎麦500円にしては量が…

もう一度足元=函館の蕎麦         

昨日、借りていた本を返しに桔梗庵に行った。本を返しがてら、鳥海山行のついでにチャンスがあったら行ってみようと考え、青森の蕎麦情報を聞いた。 「こう暑くなると蕎麦がやせるんだ」と鎌田さんが言う。「蕎麦がやせる」というのはなんとなくイメージがわ…

「美登利」大石田

このあたりは探さなくても、おいしい蕎麦にめぐり合えそうなくらい、「手打ちそば」の幟が立っている。「〜蕎麦街道」も多い。こんなにたくさんあってどの店も成り立っているのだとすれば、山形の人は北海道なんかと比べ物にならないほど蕎麦を食べる人も多…

「あらき」(2)村山

「あらき」は村山市郊外の住宅街にある。わらぶき屋根に黄土色の漆喰壁、農家然として 建っているが、うっかりすると見過ごしてしまいそうになるくらい周りに溶け込んでいる。 きっと、農家の建物を移築したのだと思うが、中の柱や梁も黒光りして歴史を感じ…

「あらき」(1)村山

蕎麦に関する情報誌の多くに登場するのが「山形県村山市・あらき」の名前でした。評判の店はそそられます。 西川町の道の駅からそう遠くないので、道の駅の朝風呂に入った。村山市への途中、河北町の小学校陸上競技大会を見たり、思いつきで紅花資料館を見学…

袴腰岳赤川ルートの笹刈り

袴腰岳は函館市の最高峰です。けっこう人気はありますが、横津岳から広くなだらかな高原状の按部を通って登ってくるルートをとる人が多いようです。横津岳は航空局のレーダーがあり、相当上まで車で来れるし、その後も頂上まで鋪装なので山登りと言うよりハ…

「大梵字そば」月山

酒田市には甥が勤務していて素晴らしい情報源があったことを旅行後知ることになったのだが、この時は わずか3時間あまりで通過してしまった。鶴岡市「寝覚屋半兵衛」という名前にも挽かれたが、営業していない店が多い時間帯でもあったのであきらめることに…

「出羽」酒田

大台野蕎麦が食べられなくてがっかりし、気を取り直して酒田市へ車を急がせた。目ざしたのは酒田市の老舗「勧生庵」。ほどなく探し当てたが、ついていない時はついていない。勘生庵はなにかの都合で3日間の休み。その他に酒田の蕎麦情報も無いので、鶴岡市…

「大台野そば」山形大台野

羽後そば「弥助」で感動した後、東由利町の道の駅に車を泊めた。温泉に入り、レストランで一杯飲み、「飲んだ後は蕎麦」とばかりにそこの自然薯そばとやらを食べたが弥助の感動が薄れてしまった。 翌日も早朝発車、象潟で蚶満寺辺りを散策、時間潰しに道の駅…

「伊達 翁」伊達

徳舜瞥山の帰路、個人的にはもう一つの目的であった「翁」に行った。他の人も快くつきあってくれた。 定休日も、営業時間も確かめてこなかったので不安だったが、途中車の中から電話すると営業中とのこと。 店は、伊達市の室蘭側のはずれにあった。長野県池…

督舜別岳・ホロホロ岳

このテントで初めて何の心配も無く眠れた。第一回目の目覚めが0時半、その後は、うつらうつらしながら3時半。それ以上は眠りをあきらめた。目を開けてテント越しの明るさと耳をすまして小鳥の泣き声で天気をはかった。好天のようだ。 5時前全員がテントを…

オロフレ岳

4時40分目覚める。5時目覚ましが鳴るのを待って起きる。準備もできているし握り飯もつくらなくていいから、のんびり新聞を見ながら朝飯を食う。のんびりし過ぎていたら、koさんが来てしまった。koさんの車を車庫に入れ、途中yaさん、kuさんを乗せ、車を…

「パスタリア」本町

今日はちょっとした買い物があり夫婦で出かけた。スパゲティを食べようと言うことになり、「パスタリア」に向かった。開店時間前だけど開けてくれるだろうと甘い考えで行ったら、カギがかかっていた。表で開店を待っていた私達を気にかけていてくれたのか、…

《私と蕎麦》(3)

その次の「蕎麦」との出合いは同時に「外食」との出合いであり、たしか、「テレビ」との出会いでもあったと思います。 だから蕎麦の味がどうのこうの言うより、初めての外食が嬉しかったにちがいなかっただろうし、そこにあった白黒テレビは小学生の私の魂を…

《私と蕎麦》(2)

私の蕎麦食いのルーツは祖母にあります。 母の母で山形出身。私より先に家族でした。父の応召、シベリア抑留、その中での樺太からの引き揚げ、母の病気と我が家のピンチの時にかけがえのない存在だった人でした。瞬時もジッとしていない人で、いつもなにかし…

横津岳

8時いつものように、たかされ放浪記に向かっていたら、Yさんから横津岳へのお誘い。二つ返事でOK 昨日の内に、御盆の墓参り、定期受診、散髪を済ませておいて良かった。 急だったので昼飯はコンビニおにぎりを買うことにし、有り合わせのお菓子とソーセ…

にぎりめし

山へいく時の弁当は握り飯に決まっている。昨日の長万部岳山行も6時出発にあわせて、5時起きで握り飯づくりをした。 前の晩に鮭の切り身を冷凍庫から出しておき、米を(この頃は二合)研いで、炊飯器のタイマーを4時半にセットしておく。冷蔵庫を点検し、…

長万部岳

早朝6時、つしまでKさんを乗せY宅へ。絶好の天気の中新道を北上する。 30年前、象の花子が宮内から移った時に通った道なんだと思いながら、二股ラジウム温泉への道を走った。帰りは、ラジウム温泉で汗を流すことになる。鋪装が切れ、イタドリが左右から…

《「粋」の真似》 

男親は自分の子どもに仕事のこと、職場のことなどは余り語らない。どこの父親と息子の関係もそうなのだろうか。少なくても私は子どもの頃、家での父以外の父を知らない息子だった。ただ父が退職してからは 父も余裕ができたのかこちらが大人になってきて、話…

「弥助」羽後(3)

「冷やがけ」が来た。写真を撮ろうとしたが気恥ずかしさも残っているし、第一店の雰囲気にそぐわない。蕎麦がくるまでははりきっていたが、いざとなるとちょんまげの客が似合いそうな店にデジタルカメラは目立ち過ぎるだろう。少し躊躇したが、恥は一時とば…

「弥助」(2)羽後

羽後町へは北側から入った。周りの田圃に押し込められるように、集落は軒を並べ道は狭く入り組んでいる。方向感覚がなくなり、目印の役場を探すことにした。比較的賑やかな道を突き当たったところで首を巡らすと「弥助蕎麦店」は在った。駐車スペースは見当…

「弥助」(1)羽後

碇ヶ関の道の駅を早朝出発して、愛車Xトレイルは秋田県に入った。 秋田は稲庭うどんに代表されるうどん県という先入観が先に立ち、リサーチした蕎麦屋は多くない。以前家族旅行で角館に来た時入った武家屋敷街の蕎麦屋が美味しかった記憶がある。川沿いの観…

「桔梗庵」桔梗

自分は蕎麦好きなんだなーと思わせてくれた蕎麦屋さん。つまり私の「たかされ蕎麦放浪」の出発点の蕎麦屋さんが桔梗庵である。 亡くなった兄貴から桔梗駅の所に在る「桔梗庵」のそばはうまいぞ。と言われて行ったのが初めてだと思う。知人の弟さんが始めた店…

冷がけ納豆蕎麦

一人で昼飯を食うと、突然何かにはまったり、こだわって作って自己満足の笑みをもらしたりする。それもこの「たかされ放浪記」を構成するカテゴリーの一つに加え、心のありようを記録しておきたい。 冷やがけ納豆蕎麦 今日は、最近はまっている昼食について……

「一源」(2)弘前

入るとすぐの壁に、津軽蕎麦と「一源」のポリシーが書かれている。期待が高まる。中は、大きめのテーブルを挟むボックスシートタイプで、そこを仕切る腰高の壁にはテレビのモニター受像機がはめ込まれている。奥の方には小上がりの席もあるが、蕎麦屋という…

「一源」(1)弘前

念願の「そばを食う旅」第一日。青森で浅い眠りだけのフェリーをおり弘前へ…。早い、どこも開いていない。これから毎日蕎麦屋が開く11時頃までの過ごしかたを工夫しなければ。弘前へ来たんだから弘前城だ。幸い少し待てば、お城前の駐車場が開く。 弘前城…

「七飯岳」

山歩きが好きで、山のベテランYさんに連れて行ってもらって週に一度函館近郊の山を歩き回っている。その山行を記録する意味も含めて、このブログで書きつづっていきたい。 「やまどうらく」と読むと、山を楽しみ尽くして達観した登山家に思われてしまう。そ…

カテゴリー1 たかされ探し たかがそば、されどそばという言葉がぴったりあてはまる「蕎麦」を求めての蕎麦の食べ歩きを書き散らかしていこうと思っています。 今まで蕎麦を食べ歩いてわかったことが一つあります。それは、美味しい蕎麦は一店だけではないと…

私的蕎麦の道 カテゴリー3は、私的蕎麦の道と題して、5月下旬に青森から京都まで車で、道の駅に寝泊りしながら蕎麦を食べ歩いた紀行文を書きつづりたいと思う。 この旅行は、退職したらぜひ遣りたかった旅だったし、やってみてこれ一回では終わらせる気は…