袴腰岳赤川ルートの笹刈り

takasare2005-07-25

 袴腰岳は函館市の最高峰です。けっこう人気はありますが、横津岳から広くなだらかな高原状の按部を通って登ってくるルートをとる人が多いようです。横津岳は航空局のレーダーがあり、相当上まで車で来れるし、その後も頂上まで鋪装なので山登りと言うよりハイキング感覚で登れます。楽だし、熊の心配も無いのでほとんどの人がこのコースを利用してきました。もう一つのルートとして赤川ルートもあり、こちらはいわゆる山道で林間、笹、アップダウンなど変化もあり、登山指向の人には熊の心配はあるものの、こちらが好まれていました。でも大方の人が横津岳ルートで登っています。 
 もう一つ赤川ルートが敬遠された理由が、頂上側3分の1くらいの登山道が笹かぶりで道が消えていたことにありました。ルートを知っている人、ルートを見つけられる人しか登らなかった道だったのです。
 昨年檜山で退職をして私達と一緒に函館近郊の山に登りはじめたWaさんが、「道を拓けばいいなぁー」と言っていたと思ったら、突然一人で刈り払い機を持って笹刈りをはじめたのです。私達が気づいたときには単独でもう4、5日も刈り払った後でした。その後何日か刈った笹を片付ける作業などを私達も手伝ってルートが完成しました。Waさんのパワーと山に寄せる情熱には感動させられました。 
 一度開いた道は維持して行かなくてはすぐ笹に覆われてしまいます。体調を崩したWaさんの分もやらなければ…ということで今日の笹刈りになりました。昨年刈り払った後に出て来た若い笹竹を手鎌で刈って行きました。二人でのべ4時間、腰はいたむし、手には鎌の柄が当たる部分に水泡ができるし、皮膚は草で切れるし、蚊には刺されるし…。着ているものは全身汗でびしょ濡れでした。風呂で体重を計ったら、前日より2?も減っていました。途中季節外れでしたがボリボリ(ならたけ)が採れました。ごほうびかな?
 この腰の様子では明日は無理です。でも続きはやるぞ。ぜったい。
                         (写真は手前刈った後、向こうはこれから)