2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

境界標ルートで弥五平衛岳へ

天気予報が悪くて中止連絡だったが、朝から秋晴れを思わせる絶好の天気になる。急遽予定通り木地挽〜弥五平衛岳歩きをすることになる。流れても別の予定が入り込まないのが閑人の閑人たるゆえんであろうか。そのままのメンバーが一時間遅れで大平観音の駐車…

大場充元校長の訃報に接し 仲人の訃報の紙面白槿 未曉 花の手も喪服の脛も汗冷えて 未曉

テント地に染まるまどろみ背を丸め 未曉 なす術もなきテント打つ明けの雨 未曉

大雪山塊の一でこ「富良野岳」(2)

二回目の休憩地点には分岐の標識があり大きな岩壁にロープが下がっていた。分岐は、富良野岳方向と上ホロカメトック・十勝岳方向に分かれていた。富良野岳方向はこのままトラバース気味にまっすぐ富良野岳に進む。もう一方の道は、上ホロカメトックと富良野…

大雪山塊の一でこ「富良野岳」(1)

大雪山という山があると思っていたのが大きな間違いで、その間違ったイメージでトムラウシも十勝岳もこの富良野岳も理解したつもりになっていたために更に大きな間違ったイメージで「北海道の屋根」と言われる高地は私の頭の中に在った。 大雪山塊という大き…

GORELIGHT(2)

GORELIGHTはICIスポーツオリジナルのアルパイン社製テントの商品名である。Yaさんも使っているお勧めのテントだし、Yam氏も使っていて私もいいなーと思っていたものである。先月「鑑真和上展」を見に札幌に行ったおりに思い切って購入した。一人で使うテント…

GORELIGHT(1)

3年前、学大山の会の夏山行でトムラウシ山に行ったとき私のテントは自転車ツーリング用の1万円強のものだった。小さいながらフライシートも付いている水色、一人用のものである。山では自分のことは自分で…だからそれを南沼のテン場まで上げ、それで寝た。登…

花と紅葉・裾合平

チングルマは花が終わり身をつけていた。銀鼠の綿毛を草原を覆うように風になびかせていた。エゾオヤマノリンドウ、エゾノリュウキンカ、コガネギク、ハイオトギリソウ、ワタスゲなどが広大な湿原を彩っていた。とくに、エゾノオヤマノリンドウは今が見頃と…

中岳温泉

中岳分岐を降りると、次第に尾根は痩せて行き、尾根の突端から左の斜面を一度ジグをきって下ると中岳温泉がある。尾根からの下りに入る前にもう見えている。若い男が服を着ていた。と言うことは入浴したのかもしれない。10mほど離れた大きな岩の所には中年…

熊谷岳〜間宮岳

霧の中を歩いていると自分の周囲10mくらいしか視界がないから地形の状況、位置、高低、広さなど自分の位置的なアイデンテティーの確かめようが無い。浮遊感にとらわれる。人間は自分の存在感を自分の場所から外を眺め、そこと比較して初めて確認できるの…

旭岳2299m

北海道最高峰は霧の中だった。自分ではピークにはこだわらない方だと思っているが、旭岳は北海道の最高峰としてこの足下にしたかった。頂上に立つことが目的だったので、まずは登頂できた事で今回の登山行の目的は達成できたことになる。 姿見駅でロープウエ…

月出でてセイタカアワダチソウの上 未曉 行くバスを口を結んで見る案山子 未曉

夕焼けや鳥影刻し崖染めて 未曉 夕焼けに子のリコーダー負け続け 未曉

旱天の全ての耳に遠雷す 未曉 高校野球冷やしラーメン宙に浮く 未曉

猛暑の庄司山(2)

椴林の、空気さえも涼やかな絶好の休憩ポイントは通り過ぎるだけになった。さっき休んだ所から一登りだったので休むわけにもいかない。しかし、ここは尾根に登ってしまった地点なので傾斜は無くなる。いわゆる馬の背である。この庄司山は標高が低く馬と言っ…

猛暑の庄司山(1)

来週の大雪の打ち合わせを兼ねて、庄司山に登ることにした。今日は、終戦記念日で駒沢苫小牧高が青森山田高と対戦する日で、曇りのはずだったが登山口に立つ頃にはもうすっかり晴れわたり、暑い。小泉と言う三流政治家が、国内外の圧倒的多数の人々の心を踏…

唯のピアノを始めて聴きに行く。ドイツへ行くというので壮行の意味で… しかし、やはりピアノは聴けない。眠気覚ましに句作。 リスト小品残暑の闇にフォルテッシモ 未曉 夏逝くやピアニストの肩石舞台 未曉

お盆の帰り小さな祭に遭遇して 山村の祭小さき鳥居前 未曉 椴法華のお祭の話で一昨日のクラス会で川口君の肩を思い出し 神輿こぶ肩誇らしげクラス会 未曉

椴法華で最後に担任した教え子たちがクラス会を した。子育て真っ最中の年代で参加者は少なかったが 子ども時代の仲のよさそのままに楽しい会だった。 打ちし頬ガキだったよと麦酒飲み 未曉 携帯で盆の夜結ぶクラス会 未曉 携帯でわが子自慢や遠花火 未曉

父の真似土用鰻も食ふ店も 未曉 冷や酒と紫蘇青豆で父の真似 未曉

雲の峰マグロ漁師に俺は成る 未曉 秋立つやピアニストとは呼ばないで 未曉

炎天に火山巡らし噴火湾 未曉 炎天に火山群浮き海黙す 未曉

札幌鑑真和上展を見に行く 冷え初むる汗を笑まふて鑑真像 未曉 涼やかに円く明るき御瞼 未曉

揺らめきの炎暑の街路行く素足 未曉 緑陰に子を抱きなほす若き母 未曉

黒松内岳、狩場山山行 海に出て霧をかぶらむ狩場山 未曉 汗の夜着網戸の風で湯宿明け 未曉

学大山の会「黒松内岳・狩場山」(3)

結局、Yaさんが探した、我々の立っている登山道の延長線上に道はあり、雪渓の下を巻いて頂上に向かった。 前日の黒松内岳でも、二日目の狩場山でも下山後しばらくするとKaさんは「一本道だから下りは自分のペースでどうぞ」と言って、いつの間にか最後尾につ…

学大山の会「黒松内岳・狩場山(2)

KaCLの指示に対して学生時代共に山行した男たちは、口ではいろんなことを言うが、その指示通り行動する。「山岳部」で培われた「縦関係」なのだ。山登りはどんな山でも危険が隣り合わせにある。熊に遭遇する危険、道を見失う危険、暑さや寒さで歩けなくな…

学大山の会「黒松内岳・狩場山」(1)

学大山の会の登山会に参加させてもらって何年になるだろう。先年は秋田鳥海山だったし、その前はトムラウシ山だった。山の会だから行けた山だと思う。行き先だけでなくこの会の底流にある「学生時代の山や仲間にに対する気持ち」や「山屋」的な言動が中高年…

NHK俳句8月投稿句兼題「残暑」 放課後も子の声あふれ残暑かな 未曉 「秋草」 秋草の名問ひ交わしつ尾根に散る 未曉

NHK俳句8月兼題「水澄む」 水澄むや登り来し山映し入れ 未曉 統合により母校の名称が変更し新校名のもと 開校準備が始まるとの記事に接して 秋立つや母校の名消ゆる記事を読む 未曉