2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

網戸

闇深く網戸の網の目を塞ぎ 未曉

八月

カレンダーに6日、9日、15日があることを心して 八月を迎える。 八月やせめて祈りの時は立ち 未曉

夏暁

夏暁や立つ葱畑に葱の青 未曉

日照草

旧国道から国道5号線へのニンニク沢沿いに散策路ができた。住宅や小公園の裏を通っている。その旧国道側入り口付近に宅地になれないような三角形の空き地があり、その一面に色とりどりの小花が咲いた。小花ながら真夏日の中汗だくになってのウォーキングの…

花どぐい

北へ発ち北より戻り花どぐい 未曉

向日葵

向日葵や太陽光パネル枯れず 未曉

蝦夷梅雨

佐藤槇雄氏の訃に 蝦夷梅雨や野球青年濡れてゆく 未曉

はまなす

はまなすや若者投票率低く 未曉

野良にんじん

野良にんじん花心見るべき者のため 未曉

夏野菜

穫りしごと子が持つおまけ夏野菜 未曉

夏の空

夏空に黒煙無惨夢無残 未曉

うば百合・碧血碑

うば百合は緑の花ぞ碧血碑 未曉

夏の山・函館山

夏の山虫喰い穴も呼吸する葉 未曉

梅雨寒

脛出せば蝦夷梅雨寒の襲ひけり 未曉

盆菓子

盆菓子のいただきがたき甘さかな 未曉

虹・為兼題

虹の空寝相園児の数のほど 未曉

薔薇

薔薇の窓日めくり過ぎる三連休 未曉

待宵草

明日さがすように待宵草ひらく 未曉

烏蝶

園庭に大騒ぎあり烏蝶 未曉

栗の花

栗咲く香過ぎ栗咲く香老いに従く 未曉

古団扇

水一筆涸れねど褪せて古団扇 未曉

蛍袋

蛍袋内輪の話家々に 未曉

ぶたな

たかがぶたなされどいちめんぶたなかな 未曉

七夕

七夕や願いまみれの星に住み 未曉 夕べは保育園児という女の子が一人と、小学四年生の男の子4人組が 来てくれた。どちらも数少ない近所の子だったのが嬉しい。

七月

七月や一年の計立たぬまま 未曉 我が家のすぐ裏、高規格道路の側道として、歩道まで付いた立派な 舗装道路がある。高規格道路はJR函館本線を跨いで桔梗ICに続いてい るが、この側道はJR函館本線で行く手を遮られ行き止まりになってい て、できたその日から通…

夏あざみ葉の痛きかな偽ピーク 未曉

葉に沈み土に浮かびて花南瓜 未曉 花南瓜小さき我慢実に種に 未曉

夏越しの祓・真田神社

碧眼の人に茅の輪の小さきかな 未曉 手水舎に刺青の腕や夏祓 未曉

夏の灯・諏訪湖

夏の灯を溶かして諏訪の湖昏し 未曉

落ち杏カーナビ旅の道連れに 未曉