2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

今日も暑かったが、昨夜に比べて蒸し暑さが軽い。夜になっての網戸からの空気が心地よい。今日新しく咲いた向日葵で邯鄲が鳴きだしたという。ウッドデッキから近づく。 邯鄲やつい探す目をつむりけり 未曉 聞いていると、黙って聞いていればいいものをつい思…

酷暑の夜闇を動かす風も無し 未曉 熱帯夜せんべい布団も出されけり 未曉 である。そして稲光、雷雨窓は閉めなければならない。 いかづちもけじめとならぬ残暑かな 未曉 その後扇風機の力でなんとかうつらうつらできた。 臑毛に風一夜唸りし扇風機 未曉

向日葵の葉の裏に昆虫が居た。妻が「昨夜とても良い声で鳴いていたのはこの虫だ」というので調べた。知っているあらゆる虫の名前で調べた結果「あおまつむし」ではないかということになった。しかしもっとよく調べたら北海道にはいない昆虫らしい。 写真に撮…

ある集まりの初めのあいさつに「残暑が残って…」というくだりがあった。「うん?」と思ったが誰も気が付いていないというより、誰も聞いていない。それほど暑い。今年の暑さは「残暑が残る」暑さなのだ。 あいさつに残暑を残し気づかれず 未曉 春遅く、妻と…

江差三山・笹山 教職の笛高らかに山登る 未曉 飛び去る蝶空切り取って同じ花 未曉 野紺菊朽ちて歪みし二の鳥居 未曉 ・八幡岳 鰯雲山頂お握りだけの昼 未曉 がまずみの実や目の端に膝笑う 未曉

江差二山を歩いた。元山、笹山、八幡岳三山のうちの笹山、八幡岳に絞っての歩きである。笹山への登りは道路に草が被っていて雨粒をのせたままの草で先頭の私はずぶ濡れだった。 笹山はその山頂を神域とする山で、山頂には行けない。山頂手前には祠があり鳥居…

昼は冷製のスパゲティでも食べようか。 熱湯に湯むきトマトの浮き沈み 未曉 夕方荷物が届いた。 桃色のももの二文字届きけり 未曉

風呂から帰ってきたら開け放した玄関の上がり框に、枝豆がはち切れるように入った袋が置かれてあった。名前もないので誰が老いていったのかは分からない。2,3心当たりはあるが…。どう電話したらいいか考えた。 枝豆の上がり框に名も無しに 未曉 陰暦七月…

不快指数で言えば今夏最悪の日だったように思う。Tシャツを3度着替えた。スクリーンセーバーにセットしてあるヒマラヤトレッキング時の写真をぼんやり見ている内に、そこに写る白き嶺々で涼んでいた。 大氷河溶けて絶へ無きマニ車 未曉 ランタンの雪に立ち…

朝顔垣の下半分の葉が黄色みを帯び、咲く花よりも落花の方が多くなってきた。水色の朝顔が一際清々しい。また、その色故か弱々しい。朝方冷たく感じない雨が降る。嫌な雨だ。 朝顔の花歪みけり温き雨 未曉 雨が止むと残暑がきつい。お節介かもしれないが… 水…

カボチャが蔓隠元のネットに絡み付いてしまった。収穫が終わりに近づいたので妻が隠元の葉を整理した。カボチャの花が見やすいところに出てきた。隠元の支柱で大丈夫だろうか。 日の力重力に変え花南瓜 未曉 樺太から引き揚げて来た私達一家は叔父たちの居た…

久しぶりの田澤の会。Naさんの娘誕生を祝う会でもある。 醍醐味は季節を味わう楽しさに尽きる。 天ぷらに名残走りや夏の行く 未曉 夏料理切り子の猪口を選びけり 未曉

兼題「いわし雲」を頭においてめ国内を登った。雲が低かったが、いわし雲を想像して詠んだ。 頂上へ歩くほかなしいわし雲 未曉 褒めらるる句あり駄句ありいわし雲 未曉

兼題「鰯雲」 臥牛低く海峡狭く鰯雲 未曉 目国内岳 秋風の頂上白き岩ばかり 未曉

目国内岳

前日午後Yamaさんからの電話で目国内岳が決まった。数年前私の山行初期で特に印象に残っている山だったので楽しみだった。何が印象的だったのかは覚えていない。絵に描いている。尾根道を岸にして北側に残雪が豊かに広がっている絵だ。 今回、もちろん雪…

佐々木さんを偲び… 青嶺や雲路ケルンの辺りから 未曉 鳥海山の、狩場の登山口で下山の我々を待っていてくれたあの笑顔が忘れられない。 私の頭はよほど科学分析的に出来ていないのか、一、二度聞いただけでは花を覚えられない。花びらの数、葉の形などで見分…

終戦記念日 離したらダメと祖母の手終戦日 終戦、敗戦という事実から我が家の引き揚げ行は始まった。二歳にならない私にはほとんど記憶がない。「聞き分けの良い子だ」と褒められたこと、上陸した小樽の引き込み線路で転び、親指と人差し指の間をガラスの破…

先日の戸井の牧場からの俯瞰がやっと句になった。 船足の遅々と海峡夏の潮 未曉 寝苦しいのは耐えられない。だから、肌は乾いた風に敏感である。 手土産有り再びの酒夜の秋 未曉 同窓会があり縮刷版が六冊売れた。駅からJRで帰ってきた。待合室は暑く、旅…

椴法華お盆 秋草や墓地の高みへ切れ目無く 未曉 秋草や盆供花剪られ束ねられ 未曉 碧血碑 碧血の志や秋草を咲かせたり 未曉 川柳 迎へ孫送り孫して盆の家 山道楽

朝顔がなかなか萎まない。雨のせいだろうか、この暗さのせいだろうか。決まった何かが満たされなければ萎めないのかもしれない。 朝顔や嵐に萎むゆとりなく 未曉 朝顔の色染みありて石乾く 未曉 朝顔のおかげで沢山の句できた。 朝顔の低き句垣を遺しけり 未…

明け方目が覚める。開けたままの窓からの風が寒かったらしい。窓を閉め枕元のペットボトルから水を飲んでまた寝た。 新涼の闇にごろんと寝転がる 未曉 終日雨、それも時に車軸を流す雨。台風4号が過ぎるまでか。 朝顔や豪雨にも色失はず 未曉

今日は戸井の牧場歩き。出かける前にやはり朝顔が見てくる。淡い色が多くなってきた。 朝顔や近寄れば夢聞こえそう 未曉 牧場は時折乾いた風が流れる中に撫子、女郎花、など秋の七草を初め野紺菊、フウロソウ、マツムシソウ、ノコギリソウ、クルマバナ、ネジ…

長崎原爆忌 原爆忌今いる場所で祈りけり 未曉 涼しげな水色の朝顔が咲く 朝顔で水汲みやらん原爆忌 未曉

朝一雨。 雨粒の朝顔ごとにちがひけり 未曉 朝顔や雨粒のせてまだ円く 未曉

季語閑語

*1281214977*[季語閑語] 立秋 たまたまテレビが甲子園を映し出した。校歌がが流れる場面だった。 甲子園校歌誰にも秋立つ日 未曉 暑さも共に暮れなずむ 一皿の心太より夜となる 未曉

広島原爆忌 核廃絶試練の如き猛暑かな 未曉 原爆忌「命」に対語あるまじき 未曉

暑い、それも蒸し暑い。 汗を脱ぎ水で拭きたる後の風 未曉 前の日のテレビ番組でやっていたレシピで冷や奴を食べた。刻んだトマトに潮を入れそれを乗っけただけだ。レシピとも言えないが、出来たらお菓子氏のようだ。トマトも載っているし意に添わないがスプ…

明日の例句会の兼題句がまとまらない。こんな時は素直にシンプルに… 手花火に顔の集まる三世代 未曉 ひまわりに負けぬ笑顔やVサイン 未曉 昨日の山着や道具を干したが乾いた気がしない天気だ 朝顔に昨日の清水ボトルから 未曉

室蘭岳

2007年8月以来の2度目である。前回は良い印象が残っていた。 ダケカンバの美しい樹林帯、コースの折々に見える室蘭から噴火湾の展望、頂上から西尾根コースを下るときの釣り尾根の道の快適さ、そして帰りを待っていてくれる白鳥ヒュッテの冷たい水…。…

向日葵の影を時針に時流れ 未曉 「震えるな」手花火持つ手叱りつけ 未曉