もう一度足元=函館の蕎麦         

 昨日、借りていた本を返しに桔梗庵に行った。本を返しがてら、鳥海山行のついでにチャンスがあったら行ってみようと考え、青森の蕎麦情報を聞いた。
 「こう暑くなると蕎麦がやせるんだ」と鎌田さんが言う。「蕎麦がやせる」というのはなんとなくイメージがわいたので、どういうことか聞き返さなかった。そう言いながら出されたもり蕎麦は蕎麦の香りと味がきちんと口に残った。しいて言えば、舌触りがいつもとちがうかな?と思った。
 蕎麦を食べ歩いたあと、自分のそばを味わう舌になんとなく自信のようなものを感じ始めている。「たかされさがし」の修行のためにも函館の蕎麦をもう一度食べなおしてみよう。と思い始めている。600円×30=18000円…そう高い道楽でもないだろう。