2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

四月が終わる。四日ぶりの青空に誘われて庭へ…。木蓮、連翹、蕾の桜、水仙、紫薺、桜草、数えるほどの芝桜 桜草露を離さず撮られけり 未曉 先日の蛾虫沢、駐車場から畔道を通って行った。蛾虫沢からの流れが「春の小川」そのままの風景。蓮華の花は無いが…。…

緑の月間、みどりの日、いつの間にか昭和の日(昭和の日ってなんだーぁ!) 先日の厚沢部、レクの森で 幼木の腐木に根差すみどりの日 未曉 テレビ画面から 樹木医に耳寄せられてみどりの日 未曉

なんとなく雨が気になり窓を観てしまう。 雨止んで花木蓮の庭となり 未曉 まだ蕾だが、木蓮は咲いた途端にサビが始まるので蕾から咲き始めのころが最も良い。出来れば咲くときは晴れていればなお良い。

先週土曜日、震災で延期になっていたコンサドーレドーム初戦を見に行った。見に行くと負けのパターンで帰りのJRはやけ酒。18時終了の試合なので帰りの時間に余裕がない。駅のデパ地下で総菜の詰め合わせとワンカップを買って指定席へ。土曜の夜の上りは…

厚沢部蛾虫沢の花見。 太鼓山スキー場の駐車場に車を停めて田の畦道を歩く。 狭い沢を堰き止めて出来た池の上部が湿地となり、エゾノリュウキンカ、水芭蕉を咲かせる。右岸の斜面はカタクリ、イチゲ、エゾエンゴサク、エンレイソウ、キバナノアマナなどがな…

朝、春雷一度。 春雷や応ふ術無し地震瓦礫 未曉

町会の仕事をやっている関係で緑の羽根募金のセットが送られてくる。有無を言わせず、参加が当たり前のように送られてくる。町会としては募金活動への参加はしないことにしているので毎年その取り扱いに困っている。 その困惑の中で津波禍の陸前高田市に残っ…

札幌中央区・さくら庵

おおよその住所さえわかれば蕎麦家捜しはかんたんである。客引きのための「そば」幟が立って居るからである。しかし、「さくら庵」は店の前まで行かなければわからない。探していない人には蕎麦屋はもちろん客商売の店と言うことさえわからない店構えだった。…

被災地の奇跡の松の花よ咲け 未曉 陸前高田市の千本松原に一本の松が大津波に耐え残った。それを復興のシンボルにしようとしているという。傷めつけられた植物の再生に自分たちの将来を託す心情…。切実なものを感じる。

恒例、糸川と女那川に春の野花を楽しんだ。 野の花にも地味派手がある。かたくりはこれ見よがしの形とこの時期他にない色合いで派手であり、イチゲはさも私が花よといわんばかりに咲く。緑の中では黄色は大きさによる。福寿草は花に大きさがあり、光沢がある…

台所に行くたびに新築中の工事の進行を見てしまう。さすが壁組工法クレーーンの大活躍で夕方には家の形は出来てしまった。上棟式は?等と野次馬根性丸出しである。 壁も屋根もクレーンに揺れて四月寒 未曉

環境の変化

Sさんが転居し更地になった100坪弱の土地に二軒目の家が建ち始めた。大工仕事を見るのが好きなこともあり、私の家の台所にある小さな窓から何度も見てしまった。 柱のない壁組工法というのか出来上がった壁や天井がクレーンで吊り下ろされ大工さんたちが…

車の中は暑く感じるほど。小安のバイパスを快適に走る。昨晩のテレビに映っていた戸井の馬たちもこの青空の下、追われることもなく草を喰んでいるだろう。気の早い漁師の家に鯉のぼりが上がっている。早いことを自慢するように大きく空に泳いでいる。 つい、…

向いの小さな野球少年たちに刺激されて、自分の少年時代に思いが行ってしまう。デパートの歳末抽選で引かせて貰いバットを当てたときの喜び…。きっと3億円を当てるより嬉しかったと思う。拾ってきた垂木を削ったぼろぼろでこぼこのバットという棒っきれ…。 …

向いの家の四兄弟のうち大きい方から三人が野球少年団に入った。自転車のかごにグローブとスパイクが入っているだろう真新しいバッグを積み、おばあちゃんに見送られて出かけて行く。 薫風や野球少年生まれけり 未曉 私達の年代の男の子たちのほとんどが野球…

その2=終点の町谷地頭

終点で降りると道が三方向へ誘う。その左へ…。巴マークの函館漁協、高野寺境内の露仏、寂しい住吉漁港を過ぎる。さすが旧い町白壁の土蔵がある。椿の蕾、蝦夷紫躑躅の蕾がふくらんでいる。電車道路を越え、澱の中で動きの少ない鳥たちをみながら函館公園に入…

その1=はじめに…

退職して7年、いわゆる退職後の生活にもそろそろマンネリの傾向が出てきた。月に二つの句会、週に一度の山歩き、毎日の夕食作り…のパターンが決まってくるとその準備や整理が要領よく出来るようになり半日くらいの「何をしようか…」時間が出来てしまいはじ…

雨で目覚めた所為だろうか。風の無い雨の降り方の所為だろうか。今年初めての雨のような気がする。雨が降っても雪と一緒だったりして冷たさの方を強く感じてしまう雨だった。きっとまだ残っていた雪で音が静かだった所為もあって雨に感じなかったのかもしれ…

烏帽子へ一直線

横津岳スキー場のゲレンデの真ん中を真っ直ぐ登る。今日の最もつらい登りだ。ゆっくり登ればいいがゲレンデのようなところだとどうしても急いでしまう。後少しでリフトというあたりで右に折れダケカンバの林に突入する。右にゆっくり傾斜する斜面をトラバー…

支所へ明日まで提出書類があったことにに気づき、取り替えてもらった夏タイヤの感触も楽しみたくて車を走らせた。桔梗小学校の校舎の辺りに子どもの影が走る。新学期の授業が始まった。今日から給食も始まるらしい。 春探してふ勉強の校舎裏 未曉

窓からの光で目が覚める。しかし、天気とはうらはらに具合が悪い。そんなにたくさん飲んだわけでもないのに二日酔いである。こんな朝は家人のためにも寝ているのが一番良い。 半覚醒の私を客観視している自分が居る。幽体離脱状態だ。 春眠の部屋に昨夜の酒…

瓢箪句会の前、一つ早いJRを五稜郭駅で降り、歩いて五稜郭公園の復元函館奉行所を見学した。 北方警備が急務だったとはいえ、築城には相当な経費がかかったろうことを改めて知った。奉行所は僅か14年の寿命であり、その価値を発揮できないうちに解体され…

鼻水をふいてテカテカの袖口、皹切れて悴んだ手、ラムネ玉でふくらんだポケット、そして土に引かれた釘の線。口を尖らせてホントコ、ウソコなどと叫んでいた声。夕方、靴箱にしか置かせてもらえなかった何より大事なラムネ玉を数えていた時の真剣さ。ブリキ…

今日の句会で高点をいただいた。 津波禍の浜に生きると卒業歌 未曉 よく考えると、句が良いのではなく読む人がそれぞれにこの大震災に抱く思いで句以上にふくらませて読んでくれただけと言うことに気がついた。 夜中目を覚ますほどの余震があった。 春の雨地…

5日余りの好天に山行は駒ヶ岳の山麓一周のドライブ撮影会になった。 深々と鷲の旋回氷湖明く 未曉 駒ヶ岳止水にひっくり返る春 未曉 大沼南岸から 砂原から

堀川町・喜の家(2)

掛け蕎麦を追加した。出汁が効いたかけ汁でおいしくいただけたがもり蕎麦に感じた素朴さは薄かった。 もり蕎麦の薬味はさらし葱しか付かなかったので勘定の時に「山葵はつかないの?」と尋ねたら「あります。でも、蕎麦を味わって頂きたいのでおつけしません…

堀川町・喜の家(1)

義母を送迎するマッサージ施療院の近くに「手打ち蕎麦」の幟が立っていた。3月26日にオープンしたそうだ。隔週で通る路なのにその準備や気配に全く気がつかなかった。マッサージ終了時が開店時刻。義母に付き合って貰ってそこで昼飯にした。 入り口の右に…

案内を受けながら気が進まないということだけで欠席届を出すときがある。その時、主催者へのおもんばかりや、少しの自分の見栄から小さな嘘を書くことになる。誰にもあることだからそのことで怒ったり相手のことを嫌いになったりはしない。だけど、出すとき…

今日も、午前晴れ午後曇って一時雪…という天気になる。今日の雪は多い。 小癪にも留守居をおそふ春の雪 未曉 投稿句添削といふ春の雪 未曉 春の雪は夜も時々…。

四月一日。サラリーマンにはスタートにしろリスタートにしろ心改まる日でもある。29年前のその日、母は逝った。 四月馬鹿真面目な母の忌日なり 未曉