2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

賀老の瀧への道、時々笹から落ちる雪の音が冬に向かう山の静けさをかえって際立たせる。 熊避けの笛に初冬整ひぬ 未曉 泊川河口、一羽の尾白鷲が大きな円を描きながら上昇気流を捕らえて昇っていく 川波の光捲きあげ鷲の空 未曉

泊川渓谷

泊川というのは島牧にある日本海に注ぐ川で、河口から4kmの所に宮内温泉がある。今日はその宮ない温泉から上流河鹿トンネルを抜けたところにある終点まで行った。舗装路ではないが二車線の立派な道路が二つのきれいなカーブを描いた橋を渓谷にかけて伸び…

久留葉

二週間ほど前探し損ねていたが、先日桔梗庵の夫婦がチラシを見せてくれて筋違いだったことに気がついた。チラシに書かれていた「大三坂」を目指したらすぐ見つけることができた。レイモンさんの店の裏手にあった。この辺りにある純日本式の家の外装をそのま…

時雨るるや若者言葉聞きながら 未曉 もみじ谷色立ち上る狐道 未曉

遠紅葉山家の主の不在札 未曉 背に腹に軽き小春日七曲り 未曉

地に伏してまだ風を待つ朴落ち葉 未曉 ダケカンバおどりもみじのかっさいす 未曉

小峰に立つ人秋の日をまとひ 未曉 崖下に短き日向返り花 未曉

戸井丸山・気無山

丸山龍神宮を辞して道をさらに奥へ向かった。分岐で気無山林道へ入り、気無山への上り口と思われるところで昼飯にした。天気を心配しての歩きだったが薄日が差し、林道の端っこで食べる握り飯は美味かった。 この山はもっと簡単だった。標高差80M、車が走…

戸井丸山・気無山

30年通りなれた亀尾,峨眉野を経て恵山に到る道道。前日も通ったばかりの道をである。盤の沢を過ぎてもうじき峠への登りにかかる辺りに、「戸井丸山龍神宮」という標柱が立っていてそこから誘うように道が林間に消えている。30年知ってはいたが1Mも入っ…

「大根」 大根の曲がり具合に心当たり 未曉 納豆に大根おろし父の味 未曉

資料発見

前号創刊号から百号までの時は、青雲時報そのもののバックナンバーをそろえるのに苦労した。と言うより、幾号かはついに発見できず欠落のままだった。今回はその経験に懲りて保存がしっかりされていたので全く苦労は無かった。今回困ったのは学校関係の資料…

コンサドーレ降格

コンサドーレが負けてJ2降格が決まった。ドームでの試合まで持ちこたえることができたら、降格の姿を見届けに行こうかと思っていたがそれも間に合わなかった。残念!。 北海道のサッカーが強くなるためには頂点のコンサドーレがより高い位置にいることが大切…

袴腰山麓 秋の日の山を染めゆく温みかな 未曉 秋の日や山行く人も山の色 未曉

袴腰・秋色

今年4回目の袴腰になる。1回目は5月「桜休み」のミネザクラを見ようとアメダス口から登ったお花見登山。2回目は高校時代の仲間との同窓登山。3回目は先月の子どもを交えた横津ルートでの登山。そして今日4回目。元同僚と一緒の登山になった。特に高校…

秋晴れの好天が続く。夕方薄墨の西空に赤々と大きな夕日が沈む。いわゆるつるべ落としである。 雪虫や夕赤光を止めんと 未曉 なにをせしつるべ落としの一日かな 未曉

毛無山檜沢の瀧の紅葉は今年も見事だった。水量は少ない。左側の斜面からの小沢の滝は水が無い。その代わり色とりどりの落ち葉が流れるように覆っている。 涸れ滝に色響かせて紅葉あり 未曉 笹の葉の露でじっとり濡れた服にキンミズヒキの実がびっしりついて…

当別丸山・同窓登山その2(2)

最初は山裾を回るようにトラバース気味の道が尾根に取り付くところで直登になり勾配が急になる。展望台は帰りにして尾根に出た後やせ尾根をひたすら登る。傾斜の急なところでは気分的に休みにならないので一つ目のゆるみの所まで登ることにした。紅葉の色づ…

当別丸山・同窓登山(2)

第2回目の同窓登山は予定していた大千軒岳ではなく、当別丸山になった。新しくShinちゃんが加わったからである。Shinちゃんと言っても子どもではない。同じ年である。高校時代の呼び名で、50年ぶりくらいにあったその日からそのまま50年前の呼び名で…

当別丸山の登山 非食菌跨いで入る旧ルルド 未曉 大野平野稲刈りたけなわ 稲刈りや直角四つ田の芯へ 未曉

季題「走り蕎麦」 埼玉の娘たちのアパートの近くに手打ち蕎麦屋がある。その店では、備前の器が使われ飾られてる。 走り蕎麦板目流れる卓の上 未曉 季題「紅葉」 神仙沼にて 沼しずか基線定めし草紅葉 未曉

属している二つの句会の11月の兼題に「大根」が共通した。大根だけで5〜6句作らなくてはならない。そんな折、いつも新鮮な野菜を届けてくれる浅井さんが大根を売りに来てくれた。 大根や浅井さん家の土つけて 未曉 浅井さんが選んでくれた大根は、すらっ…

秋の夕暮れ、毎日夫々夕景を変えて美しい。そんな美しさに目もくれずお喋りに夢中な部活帰りの女子中学生もまた秋の夕暮れの大切な登場人物である。 お喋りを家路に余し秋の暮れ 未曉 その後ろから同じ中学校の生徒だろう。野球のユニフォーム姿の二人ずれが…

神仙沼からチセヌプリに登り、車道を歩いて紅葉を楽しんだ。高度のせいもあるのか今年の紅葉は、漆などの赤が少なく黄色が目立つ。オガラバナというのだそうである。黄色というよりもっと黄色い葉の塊が山腹に塗りつけられたように彩っている。他にぬきんで…

秋刀魚三枚おろしシリーズ(2)

秋刀魚を三枚に下ろす。皮を剥いて刺身様に切り、そこに味噌、長葱のみじん切り、酒を少々垂らしたたく。以前はおもしろくてペースト状になるまで叩いたが、このごろは少し粗めにしたほうが焼酎などにはよく合ううような気がしている。味噌などの量はその時…

秋刀魚三枚おろしシリーズ(1)?

秋刀魚を三枚に下ろす(だんだん上手になっている)。皮を剥いて三等分する。オリーブオイルと市販のポン酢で作ったドレッシングに葱、大葉のみじん切りを混ぜいれそこに秋刀魚を並べ入れて3時間ほど漬け込む。 それで焼酎を飲る。

夏の終わり膝裏の汗疹のかゆみに悩まされた。それが終わったと思ったら短い秋が更けて行くこのごろは、何かし残しているようなむず痒い感覚をどことはなしに覚える。それなりにいろいろなことをやっているつもりだがきっとし残していることがあるのだろう。 …

杣道を踏まれそうなる秋の蝶 未曉 薄紅葉親馬栗毛仔は葦毛 未曉

膝の怪我からの人と、3年前の手術からの人の復調山歩きとして七飯岳の牧場作業道を歩いた。秋色忍び寄る中梅鉢草、あざみ、白玉など花の残りも楽しめた。 けもの臭潜みて谷の薄紅葉 未曉 漕ぎ下る芒や背で閉ざす山 未曉

午後七飯俳句サークル10月例会 50周年記念合同句集が出来上がってきた。 紫に合同句集式部の実 未曉 夜は縮刷版の編集作業で図書館に集まった。空気が澄んでいる。 外灯に輪郭のあり夜気新涼 未曉

季語閑語

*「季語閑語」 蔦紅葉南へ高速道路壁 未曉 蔦紅葉壁に炎の色形 未曉