2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

滝野庵・大中山店(1)

何か楊枝があって出かけたついでに食べるのが、昔のファーストフード「蕎麦」だったようです。仕事のついで、買い物のついで、飲んだ後などの手軽な「小腹満たし」でしたから、その立地も商店街やオフィス街にあるのが普通だったようです。そもそもは、築城…

句が出来ないときは父が残してくれた「日本大歳時記」を読む。句作を忘れて季語の由来や例句を読むのも楽しい。読みながら、自分の中にその季語の有り様を探る。ほとんどが子どもの頃に繋がっていく。 季語「線香花火」習作 平気と言ひ線香花火指の先 未曉 …

山歩きをした後の温泉は格別である。時には「体を温泉に沈めた時の快感のために山登りをしている…」とさえ思うほどいいものだ。 山ノ湯や時計の型の日焼け痕 未曉 峰はるか日焼けし首を湯の枕 未曉

暑い。眩しくて信号機の色が見えない。 信号機背に炎帝の目眩まし 未曉 暑さに気ぜわしさをもたらすあれこれをを諦めるとその分涼しさを感じる 今日のこと明日に預けて風涼し 未曉

昨日は白樺岳のあと神仙沼の湿原の花を楽しんだ。わたすげは少し早いようだった。湿原の中にもあったがほとんどが木道の縁に沿って咲いていた。木道の暖かさのせいかもしれない。 木道の人をわたすげ追ひにけり 未曉 昨日は白樺岳の後神仙沼の湿原の花を楽し…

白樺山・ニセコ

G山の会に加えて貰った最初の頃、目国内岳に登り次の日長沼からシャクナゲ岳を登ったことはあるが、間の白樺山は登っていない。目国内は歯ごたえもあったし、翌日のシャクナゲ岳も長沼上部から登り、折り返してチセヌプリを超えて道道456号線の登山口に…

兼題「涼風」 涼風や健康色の舌の犬 未曉 兼題「夏料理」 夏料理とガラス器の取り合わせは類句が多いが、やはりガラスの食器は涼しさを感じさせる。先日田ざわで切り子のぐい飲みで酒を出された時もそうだった。 ぐい飲みは真紅も涼しい江戸切り子

兼題「夏料理」 長く持つ箸に軽きや夏料理 未曉 うわさ話水に待たれし夏料理 未曉

いつもの椴法華往復の日。下海岸の道路を東に向かうと次第に空の灰色が濃くなり恵山が見える辺りから海霧が密度を増してきた。今の時期函館が晴れると噴火湾は海が霧を生む。この辺りでは「海霧(がす)かぶり」という。海霧に覆われた人の受け身の形での表…

今日夏至と言うことを夕方になって知った。函館は夏至の頃はいつも肌寒いし、この頃は曇ってばかりで太陽もなかなかお目にかかれないから実感が伴わない。そういえば「日が長くなったなぁー」という会話はあったが…。 夏至を知らせてくれたテレビをつけたと…

兼題「涼風」 涼風や健康色の舌の犬 未曉 兼題「夏料理」 夏料理で浮かんだのは田ざわの切り子のグラス

一昨年雄鉾岳に登った仲間が再会し食事会をした。五人それぞれが異なったアプローチで山や自然を愛している。もちろん私のものが最も細く危なっかしい。でも様々な話が飛び交って楽しいひとときだった。 その後、熱帯植物園の蛍を見に行った。校長時代に学校…

「田ざわ」の会があった。先月結婚したNa夫妻のお祝いとOさんの栄転祝いを兼ねてである。店主からお祝いのワインで乾杯した。料理への感動、歓声は初めての新婦さんにまかせ、少し余裕を持ったふりしていただいた。 敷紙の香漁からりと泳ぎけり 未曉 口で…

北斗市茂辺地と厚沢部を結ぶ道道を梅漬峠へ歩いた。道路は落石の危険箇所があるとかで車は通行禁止になっている。ゲート付近からは未舗装だが立派な道路である。ゲート前に通行のじゃまにならないよう車を停めた。ゲートをくぐるとすぐ熊の痕跡の洗礼をうけ…

昨日、スーパーの中の大通りに当たる部分に大きなスペースが出来たと思ったら、今日、笹竹に短冊、小さな折り紙の吹き流しなど七夕ディスプレイが展開されていた。商魂にいつも季節を先取りされてしまう。悔しいがそれで私の軽薄な俳句心は刺激されてしまう…

雲は低くたれ込め雨の降らないのが不思議なくらいの空だ。寒い。 梅雨寒や庭に蔭あり花を抱く 未曉 露草の雫や低き雲の色 未曉

私の部屋は6畳あってその長辺が奥行き90センチの収納になっている。広さを違えて観音開きの扉が付いているのでたいへん都合が良い。そこに私の過去や現在が収納されている。 昨日縮刷版関係のものを整理したり山記録のアルバムを整理したりを始めてしまっ…

兼題「噴水」習作 噴水や俳句てふ空青く高く 未曉 兼題「三尺寝」 三尺寝犬という字に文庫本 未曉

兼題「涼風」秀作 涼風やすね毛に酒をこぼす夕 未曉 涼風やウッドデッキの真ん中に 未曉

時間つぶしの本屋で「角川春樹句会手帖」という本を買った。各界の先端を行く人たちを句会に招き、その俳句を角川春樹がまな板の上で切り刻むと言う内容である。獄中のこと、外国のこと、専門分野専門用語、句会参加者の性向、果ては下ネタまでが五七五で乱…

兼題「夏料理」習作 昨夜の肴ガラスの上の夏料理 未曉 アンチエイジング と言う言葉を耳にする。若返ると言うことは、春はいいが人生の夏をもう一度すごすのは少し億劫だ。これから夏を迎えるために少々覚悟が必要な年になってきた。覚悟の意味で未だ早いが……

心配した天気もどうやら持ちこたえた。高曇りの空はかえって登山日和とも言えた。三回目の新聞局同窓登山は大千軒になった。初めての人にとっては憧れの山でもある。私はこの時期恒例のお花見登山である。 殉教の山大きくて迷ふ霧 未曉 殉教の谷四百年今日の…

義母のマッサージを待つ間、立待岬へ行った。駐車場で車のドアを明けると同時に薔薇特有の香りが鼻を撃つ。なぜか、切ない気持ちにさせられる。この香りに自分が似つかわしくないからか…。 ハマナスの香り岬の形して 未曉 崖に身を投げしごと山躑躅 未曉

東京雑詠 薔薇園の棘を残して終わりけり 未曉 二十四時肩打ち歩く渋谷薄暑 未曉

日曜日。雨、今日の運動会は中止。昨日から決めていた小学校もあるようだ。晴れ間を縫って山の手編集室から引き上げてきたものの整理。深夜のW杯サッカー観戦のせいか、昼飯後のテレビは居眠りの中…。目覚ましに雨上がりの外に向かって窓を開ける。 靴下も…

五稜郭公園内に復元中の「函館奉行所」の工事内覧会に参加してきた。古写真で数えて瓦の枚数まで忠実に復元するそうである。工法、材料なども出来るだけ当時のものを再現しているそうである。雨の中説明してくれている人たちも、仕事を見せてくれている大工…

季語閑語

舘のあたりで雨が来てだめかな?と思ったが登山口に付いたときはそんな心配もなくなった。今日はKuさんの足の様子見もあって今まで2回の時と変えて、笹山へと向かった。ツカバネソウなどの地味な花を楽しみながら登りを楽しむ。高曇りなので陽差しが弱く…

NHK俳句へ 「起きる」「まぁだ」キャンプの朝やテント色 未曉 を投句した。 俳句サークル。大沼吟行句会(グリーンピア大沼) つつじのみ朱を加えたり沼の景 未曉 夏草や宿泊研のカレー作り 未曉

娘たちが住んでいる近くに与野公園と言うところがあり、大きなバラ園がある。もう終わりかけていて、園丁さんが熟れたような花を棘に刺されながら剪り落としていた。朝の散歩時間、そして日曜日いろいろな人が歩いている。花びらを拾っている若い女性、友達…