2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

13/9/29・大三坂

今日はこの大三坂のナナカマドの紅葉を見に来た。ななかまどは葉が赤くなりきれずにまだ緑の名残を宿し、実の独特の朱色が目だつ今頃が良い。電車通りから登り始める。 登りだとどうしても足元を見てしまうし身体に堪えるので停まっては見、停まっては見るこ…

13/9/26・朝市

函館駅を出て倒れるように朝市方向へ足を向ける。駐車場には大きな観光バスが停まっている。どんぶり横町の切れ目から伸びる朝市中通りには既にたくさんの観光客が肩をぶつけ合って見物や買い物に右往左往している。あえてその真ん中に身を委ねるように歩き…

紅葉

子の背の紅葉の影と父の手と 未曉

秋刀魚

腹食へば潮の苦さ焼秋刀魚 未曉

ぎんどろの銀の葉秋を騒ぎをり 未曉

秋雨やバケツ色濃く溢れけり 未曉

初紅葉

朝靄にたらし込みして初紅葉 未曉

秋の声

赤光社展 秋の声展覧会を出てより 未曉

秋の暮

人肌の加減が大事秋の暮 未曉

仏壇で熟れたか柿の灯りをり 未曉

初紅葉

七十を己のままで初紅葉 未曉

今日中秋の名月 名月や仁王立ちして空威張り 未曉

明日十五夜 終の家ぞ入れや入れ月明り 未曉

花茗荷

妻の目を逃れし手柄花茗荷 未曉

秋晴

山頂の鐘我も打つ秋日和 未曉

秋の雨

秋の雨煎餅二枚の昼餉かな 未曉

初紅葉

眼光を残して狐初紅葉 未曉

秋日和

白樺山秋日和 山頂の我も石なり秋日和 未曉

秋の雨

秋雨や句作に敗れ周五郎 未曉

鳩吹き

鳩吹きのいつから鳴らぬ秋の山 未曉

秋の雲

リフォームの足場はずれて秋の雲 未曉

風の盆

「唄われよぉ」てふゆかしさよ風の盆 未曉

裸ん坊無垢ぞ光ぞ眩しいぞ 未曉

風の盆余情 笠深く男踊の手の白さ 未曉

唐黍

唐黍の値札残して無人店 未曉

風の盆

異国めく越中おわら節の夜 未曉

唐黍

唐黍を蹂躙したる食い終わり 未曉

風の盆

「風の盆」の旅 吾といふ他所者が居て風の盆 未曉

秋黴入

秋黴入筑子節の田舎声 未曉

風の盆

風の盆たけなはなれば闇静か 未曉