2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

花の句をしたため花の切手にて 未曉

雪の果

寒い。図書館のついでに恒例の五稜郭公園通り抜け花見をしようと思ったが寒い上に雨もちらついてきたので止めた。桜は満開に近いが寒さは花冷えなどと云う加減もない。道北道東では積雪になったという。 私がこれが最後だなと思った函館の雪は半月前… 終ひ雪…

熊本 春無残崩れ尽くして尚余震 未曉

カタクリ

厚沢部に私たちが勝手に「花の谷」とよぶ沢がある。灌漑用にせき止められた水がその上部で湿地を作りそこがこの時期エゾノリュキンカや水芭蕉で覆われる。その沢を挟む斜面はエゾエンゴサク、キクザキイチゲ、カタクリ、エンレイソウの小花がいろどる。 先日…

蝶に詳しいYaさんと歩いているといろんな蝶の居ることに気づかされる。モンシロチョウ、黄揚羽、カラスアゲハくらいしか知らなかったから、その色取りも含めて多様さに目を見張ることが多い。そのどれにも名前が付いていることも多様さを認識するためには必…

初花

老幹の瘤のゆるみの初桜 未曉 初花や開花宣言てふ無粋 未曉

かげろう

先日山の帰り、遅ればせながら函館北斗駅を見た。と言っても、立派なアプローチの舗装道路を車で通り過ぎただけだったけれど…。車輌庫に入るときの流線型の新幹線車輌も見えた。しかし、目に痛々しかったのは新駅舎の周りの広大な更地だった。 思惑のかぎろ…

かたくり

厚沢部野遊び カタクリの離陸せんとや風の中 未曉

雪の果

ひとひらでしまひ雪かや肩を貸す 未曉

かげろう

九州中部の大地震。この地震で「明日は我が身」がはっきりした。小さな小さな自治会だがその時に何ができるだろうと考えてしまう。国会のやりとりと現場の映像のギャップの大きさに絶句してしまう。結局は現場の人間力によるのだろうと思う。その時の自分が…

春光

春望に大弧を描き新幹線 未曉

春の雨

為 兼題「春の雨」 たたなづく山濃く淡く春の雨 未曉

寄る辺なき売り地の空の初燕 未曉

雪の果

属している俳句サークルの句会報発行をまかされている。編集、植字、印刷、丁合を終え先日製本屋さんへ持ち込んだ。 毎年薄くなる。亡くなった会員の分行間が広い。 なごり雪去年の句会報編めば 未曉

延齢草

延齢草てふ名で咲きて名の重し 未曉

余寒

思い出す思いちぐはぐ戻り寒 未曉

木蓮

空声にふと木蓮の花つぼみ 未曉

霾や文字いただきし彼岸から 未曉

春野

週一の低山徘徊。先日はイチリンソウ、カタクリ、エゾエンゴサク目当てで函館東部の川沿いの林道に入りました。花が少なかったり、杉の伐採が花の野をすっかり破壊してしまっていたりで、すぐ小沢に入りこんで急斜面のキトビロ採りになってしまいました。ど…

座禅草

母の命日、お寺さんにお参りしてもらった後の散歩の足を伸ばして座禅草を訪れた。地味で湿地に咲いているのでYamaさんから話は聞いていたがなんとなく行かないでいた。座禅草という名前が供養になるような気がして足をのばした。500Mほど多く歩けばいいだ…

水温む

次の生もチョーク持つ手か水温む 未曉

種子

一粒の種子に約せし時空かな 未曉

延齢草

延齢草てふ名で咲きて名の重し 未曉

鳥雲に

鳥雲に緯経の網は人のもの 未曉