2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

今日も寒い。なすことも無し。 季題「蜘蛛」習作 逃しやる蜘蛛ちり紙より蜘蛛の糸 未曉 「蓮」習作 みどり藻を押しやりひらく蓮の白 未曉

今日は寒い。原油高騰のおり上も下も重ね着をして過ごすことになる。 郭公の声が聞こえた。南から来たのにこの寒さは驚いたであろう。初聞きである。降り出しそうな空、寒さ、郭公。その中での運動会の練習と本番。現職中は毎年この時期天候に振り回されてい…

私がよく行く七飯町のアップル温泉は大野平野の東端にある。今は休耕田も目立つがその温泉の足元辺りから西側一帯に田んぼが広がっている。 七飯岳や横津に繋がる傾斜の始まる際で冬のシバレの内から工事が始まっていた。出来るとそれは灌漑路であった。完成…

季題「立夏」 黒煙を高く機関車立夏かな 未曉 「夏めく」 夏めくやまだ歩きたき酔ひ醒まし 未曉 今日の一枚=我が家の満天星躑躅とライラック

私が椴法華に行くときは、近頃は言わなくなったが「下海岸」を通る。急崖を背に負う家が続く。その崖が木や花で美しいのもこの時期だ。 海へ散る余花の幾片こんぶ小屋 未曉 つつじを見た帰り恵山岬に雲間から夕日が射した。崖に咲き残る桜が輝いた。 落日に…

二週に一度の椴法華行きである。サンタロトンネルを出ると恵山が見える。運転しながらの目にも山裾のかなり広い一角が赤い。そうか躑躅祭りだ。 遠目にも恵山はつつじ祭りなり 未曉 その恵山の反対側が椴法華。今年から満天星つつじ祭りをやめることになった…

雨中コンサドーレの試合を千代台陸方競技場に応援に行った。雨が当たらない所で登山用の雨具を着て、シートの水滴を用意したタオルでふき取っていつもの場所に陣取った。雨具の中にショルダーバッグを入れたので妊婦のようになっている。前の人を真似て膝の…

春行くやテレビ五分の万葉歌 未曉 紫陽花や隣家の窓に映り込み 未曉

季題「青芒」 昨夏森町主催の「環状列石見学会」に参加 環状に祈りの石や青芒 未曉 季題「夏兆す」 散水に打たれて草木夏兆す 未曉

恵山のミネズオウ 雲に洩る陽を分け合ふて峯蘇芳 未曉 季題「紫陽花」 まだどこの庭にも咲いていない。思い浮かぶのは徳舜瞥岳登山の入り口付近で見た谷暗がりの中の蔓紫陽花である。妖しげな巻きつき方で他の木に咲かせていた。 つるでまり入山帳に記載無く…

前日雨が降ったので急遽思い立って草取りを始めた。鳥進んでいくと隣の家との境に鈴蘭が咲いていた。なぜか知らないが、庭と言われる正式なテリトリーにはそぐわないのかここにある。妻のガーデニングプランによることなので私にはわからない。陽の当たると…

朝から降りだした雨が風をともなって大荒れの天気になってきた。雨に降り込められて…嫌いではない。メールの受信トレイの整理、山行記録の写真編集、俳句の整理などなどやりだせば結構ある。しかしどれもやらなければやらなくて許されることばかりである。気…

季題「十薬」 十薬の花だけ観たし尺四方 未曉 十薬の追いやられても捨てられず 未曉

袴腰アメダスコース・お花見登山

このごろ山菜狙いや、花狙いの山行が増えてきた。少しマニアックになってきたと言うことか。今日は、袴腰岳アメダスコースの中間点にあるヤマザクラのお花見が狙いである。私はかねてから自分が勝手につけたポイント名「桜休み」の桜の満開を見たいと思って…

成都、都工堰、映秀(2)

今までの報道の中で、大切にしなければならない二つがある。一つは、中国英字新聞の女性記者が中国政府担当者の記者会見での「この地震で政府の建物の被害は聞かないのになぜ学校の被害がこれだけ聞かされるのか…」と言う質問である。今三日前のその時点より…

成都、都江堰、映秀(1)

最初の報道は「中国四川省で大地震が発生、成都の近く都江堰市の学校の校舎が崩壊し5人が死亡した」と言う内容だったと思う。2年前、四姑娘山麓へフラワートレッキングしたときに行き帰り二晩過ごしたのが成都だし行き帰り通過したのが都江堰市で馴染みの…

天気もまだぐずついていたし、ガス屋さんも安全点検に来ると言うので一日籠もってしまった。このごろ手をつけていないもう一つのブログ「俳グラフィック」の為の写真探しと句作りをした。 今ここで生き合うことの楽しきや 未曉 季語はないが、ある写真からの…

寒い。北の方では雪が降っていると言う。曇り空で明け、午前のうちに雨が降りだした。リラの花だけが曇り空に紫を際立たせている。 リラ冷えや登校急ぐ子をとらへ 未曉 椴法華からの帰り、蛾眉野の山中は楽しみにしていた春紅葉ドライブが雨に沈んでしまって…

恵山・可憐

まだ蕾のエゾイソツツジの陰にコイワカガミの濃いピンクが覗く。私の目は探すと言うことに本当に向いていないのだろう、ほとんどの場合誰かが見つけてくれたものを戻って見せてもらう有様だ。私が先頭を歩いていてもだ。そして、それ以降も私は探せない。そ…

10日、庄司山での新樹光を浴びての歩きも、山若葉、谷若葉の俯瞰も素晴らしいものだった。今の季節ならではの感動を味わえた。 植林の椴松額に谷若葉 未曉 万緑に万の緑や大俯瞰 未曉

四日前の三森山のときの山の色も見事だった。川汲への道道は車で走っていったらそのまま緑色になってしまうのではないかと思われるほどだった。緑の坩堝である。 一本の木がまるで発光体のように、若葉が光を透過させるのか反射させるのか他の緑から区別でき…

ブナの花観察会

静観園のヤマザクラが咲き疲れたように赤ピンクである。その駐車場が今日の集合場所である。いつもと違う。今日は、Yamaさんの所属するボランティアグループ主宰の観察会に誘われて庄司山に登る。30分歩いて第2砂防ダム駐車場で参加者全員が円形にな…

アイヌネギ(2)

いつものアイヌネギ畑に入っていくと案の定葉を広げたアイヌネギの鮮やかな緑色が目に飛び込んでくる。数が多いので一面アイヌネギの葉っぱばかりに見える。理想形は、7〜8cmの葉が筒状のまま茎から直立し、その茎が丸く太いものなのだがこの様子じゃ望…

アイヌネギ(1)

東京から帰ってきたら留守番電話に「アイヌネギ待ってます」という妻の兄の酔っ払った声が入っていた。少し照れとか遠慮があったのかもしれないし、酒の勢いを借りての電話かもしれない。逆に言えば、アイヌネギは時期になったらそれほど食べたいものでもあ…

季題「十薬」 夜景観の声下闇の十薬群 未曉 「夏めく」 夏めくやホースの水の通りまで 未曉

三森山は春が進み、夫々の木が夫々の若葉の色を装っている。 万緑の諧調谷になだれたり 未曉 大展望若葉沸々湧き出でん 未曉

季題「烏賊」 イカ刺しは山盛りでなきゃぁ電話口 未曉 季題「マーガレット」 スタートもゴールもマーガレットにし 未曉

季題「更衣」 柄までもおそるおそるの更衣 未曉 庭仕事直ぐお茶になる花篭り 未曉

朝刊には満開の桜や花見客の記事が溢れている。我が家では梅が見ごろだ。昔、長女が幼い頃欲しいと言って妻が買ってやった梅と言うことだ。咲くようになった時にはもう娘は離函しているから、咲いているのは見たことが無いと思う。 つまみ食う芋羊羹の梅見か…

季題「卯浪」 女那川を過ぎて昔砂鉄を掘った岬を回ると恵山が見える。道路の下の小さな入江に寄せる波は少し大きく感じる。ゆったり押し寄せてきて巌にぶつかり戦い敗れたように砕ける。しかし、遠く恵山岬に届いた浪はそのスケールの対比からまるでじゃれ遊…