2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

舞浜に常設長期公演のシルク・ドゥ・ソレイユを見に行った。前から見たいみたいと思っていたもので、娘の誕生祝いと言うことで見に行った。夕暮れの舞浜、整然とした遊び空間の上空は晴れ渡り、青黒い中天に三日月が貼り付いていた。 シルエット寒三日月に背…

先日椴法華に行ったとき、期待していたとおり「ごっこ」をもらってきた。店頭には出ていたがもらえるだろうと待っていた。もうすでに捌かれて一回分ごとに分けられている。二人がそろう昨夕食べた。ふつうに食べているが深海魚である。だから旨いのである。 …

椴法華から義父用の酢海鼠を義母が持たせてくれた。 酢海鼠にわかめからみし海を食ふ 未曉 そういえばこの前は漁家造りの新海苔をもらった。この海苔は、我が家ではおにぎりにする。私が山に行くとき夫婦二人とも朝昼この海苔の握り飯で過ごす。一人は勤務先…

俳句を考えるのが布団に入ってしまってからか、朝早く目覚めて雪掻きが無いときになってしまった。だから今日もそんな習作。 兼題「春待つ」 春待つや話題のどれも前を向く 未曉 季題「ストーブ」 ストーブを据えて決まりし家族の座 未曉

椴法華へ行くとき汐泊川の河口に水鳥がいた。コクガンではないだろうか(その日の夕刊に志海苔川でのコクガンの記事があったからたぶんそうだろう)海の波も穏やかだったし、潮の具合もあったのか河口付近は全く水は動いていなかった。寒さの中で鉛を敷き詰…

夜中目を覚ますと部屋が明るい。カーテンをしないで寝るので外の雪明かりが入ってくる。カーテンをしないと星とか月とか朝日とかが身近に感じられる。 この雪明かりの空間で夕べの小さな言葉のやりとりが動き出してしまった。 諍いし言葉積み木や雪明かり 未…

今日も終日自分の部屋の机、居間のテーブル、夜は暖房が無くても暖かい二階の屋根裏部屋で縮刷版の編集作業に明け暮れた。一月末が閉めきりなので急がなければならない。という充実感を心の何処かで楽しんでもいる。そういえば、締め切りのある仕事はいつ以…

胡葱の酢味噌和え 胡葱の色抓みけり漆箸 未曉 兼題「春待つ」 春待つや部屋干し居間に背を丸め 未曉

兼題「寒明」すでに寒が明けたような気候だ。 手首肩首を巡らせ寒明ぬ 未曉 冬木の芽は未だ固い。ほころぶサインはいつ誰が出すのか。鳥でもいい、人でもいい観られることによって芽吹く準備は早まるような気がする。 待春や視線を感じ始まりぬ 未曉 視線あ…

アメリカ大統領就任演説

政治家としての哲学があり、それを貧富、学歴、人種を越えて語りかける言葉を持っている。誰かを傷つけなければ、誰かを悪者にしなければ自分の政治家としての立場を国民に伝えられない、つまり哲学を持っていない。この違いは大きい。アメリカがオバマ大統…

今日、大寒。今年は「寒」が気になる。「寒」らしく寒くない…というよりむしろ暖かく感じるかだろう。温暖化とか異常気象という不安感が意識の中で現実味を帯びてきているからかもしれない。 朝の内は 懸かりたる軒黒々と寒の月 未曉 と厳しさを感じるが、日…

明日は大寒というのに雨。ふつうは日本海側降雪、凍結好天の太平洋側のパターンがおかしくなっている。 雪明かり消えたる後の雨の闇 未曉 寒の雨雪を汚して降りにけり 未曉

未だ明けていない時刻なのに一昨日降った雪で濃い墨の景色が窓に広がる。 雪明かり救急車音の交差して 未曉 兼題「春月」 ランタンの谷と一夜を春の月 未曉

朝、函館の上空だけが円く晴れている。底に取り残されたように月が貼り付いている。寒い。 寒月や最低気温更新中 未曉 兼題「雪解」これもヒマラヤトレッキングでの印象から…。 雪解けの流れ余さずマニ車 未曉 ネパールも山の民の多くはチベット仏教を信仰し…

覚悟も一緒にまかなって雪掻き。小さい頃は喜々として…。若い頃は張り切って、十年くらい前までは趣味のようにやっていた雪掻きにこの頃は「健康のため」という意味づけが必要になってきた。それでも時間をかけてできるのでいやにはならない。しかし、手応え…

夜中50M程しか離れていない新道の電光表示板が見えないほど激しく雪が降っていた。眠れぬままに本を読んでからカーテンを開けたら、今度は雪は止んで雲間の月の皓々たる光りの中に、遠い街の灯までが冴え冴えと見える。そしてしばらくしてまた雪…。 月光…

一日中車で走り回る水曜日。午前中は晴れて圧雪がつるつる状態。 風花や青空に襞あるごとし 未曉 午後は曇り空から水雪、そのせいか解けた雪のせいか路面は濡れていた。椴法華への海岸道路、下北の方は雲が切れ間からの日射しで金色に光っている。下北の陸影…

今日は朝から縮刷版関係の仕事に打ち込みたかったので雪掻きが無いのは助かる。海峡上にはもこもこと雪を孕んだ雲が見えているが…。 濃い鼠の雲海峡に腹を浸け 未曉 雪晴れて下北半島現れぬ 未曉

夕べは湯ノ川「花びし」での「山の会」の総会に参加させてもらった。久しぶりに湯の川温泉につかることができる。六階の風呂に行った。 天上風呂冴ゆる夜景を臍で見る 未曉 今朝、朝食後に散会。スキーを楽しむ人、家に帰る人それぞれである。私は札幌に帰る…

今日は「鏡開き」。我が家ではパックに充填されたお供えだが、おしるこは嫌いだとか食べきれないとか、パック詰めは美味しくないとか思っている内にいつも無駄にしてしまっていた。お供えしたものをいただくのがこの行事の本意だろうから、昨日の残りのカレ…

つい夢中になって高校サッカーの準決勝から大学選手権ラグビーをテレビ観戦していたら、いつの間にか雨雪が雪になって積もっている。この雪質は明日の朝になったら手に負えなくなると思い雪掻きを始めることにした。夜は山の手に出かけなければならないし、…

暖かい、雪が無いと言っていたら、ついに雨になった。寒の雨である。歳時記には「北国にはない。主として関東以西の地域で使われる季語」とある。まあ暦のことだからこだわることはないが今日は、函館の寒の雨である。 句会「天為」のKaさんから会を脱けた…

曇って寒いかな?と思っていると、いつの間にか暖かい陽ざしが窓一杯に差し込んでいる。頭で理解する前に体が反応して(反応できずに?)居眠りを始めてしまう。句会のための一覧表作りでパソコンに向かうが、カーソルが止まったり、同じ文字を並べたり、下…

玄関の注連飾り、各部屋の輪飾り、舞玉を新聞紙に巻いて今年も昨年と同じように大中山神社のどんど焼きの火の中に投じてきた。神社信仰は無いがこのどんど焼きは道祖神信仰につながるものなので自分の中の素朴な信仰心を満足させてくれる。 投げやればどんど…

忘れていた卓上カレンダーを新年のものと入れ替えた。今年は春と秋に5連休があるそうだ。片方をゴールデンウィークといい、片方をシルバーウィークというそうだ。ネーミングされると商業ベースが動き出し一人歩きが始まる。休みより働く日々の方が金色に輝…

今日寒の入り。雪がない。陽ざしは暖かいが風は冷たい。 日の壁に影残しけり寒雀 未曉 初日記娘帰京に始まりぬ 未曉

腹具合が悪くて早寝したらとんでもなく早く目が覚めてしまった。「新年」の歳時記に目を通していたら、イメージ先行で思いつくままに駄句ができてくる。こんなこともあるし、これも我が句 「初明かり」初明かり波に延び来て砂に消え 未曉 堤防をたやすく超え…

岬に立つ日矢の中なる弓始め 未曉 右手弓手初空開けて山二つ 未曉

布団から起きられぬままに本を読んだ。今年の読み初めになる。子ども時代に子ども向けの本で読んでいた本を、この年になって読んでみたくなった。最初は、私の読書意欲の出発点となった「三国志」にした。おとなとして本屋を探したが無い。吉川英治が書いて…

元旦。初日の出はあきらめたが、句作りに、元朝の漁村風景を見ようと車を走らせた。いつもは灯台に行くので今年は、古部よりの銚子川の浜に行った。銚子の浜に水平線に出る初日をねらって車が何台かいる。私もそこに車を停めた。しばらくすると雲の切れ間に…