2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧
人は寝て昆布炎昼を干されをり 未曉
夕散歩紫の片蔭に溶け 未曉
炎天の仮設住宅屋根低く 未曉
教え子の手土産甘し夕端居 未曉
目薬の冷蔵庫にあり句報編む 未曉
炎山に褒美の如く薄雪草 未曉
救急車蝉一段と高鳴きぬ 未曉
「夏書」とは夏安居の中での僧侶の修道上の習いであり私には手の出せない季語かと思っていたら、夏に習字をすることや手紙を書くことなども含まれると歳時記には書かれている。筆ペンで短冊に投句をしたためるのは夏書にあてはまるだろうか。 投句五句くせ字…
風鈴の初音聞こえたような気が 未曉 風鈴の初音原発再稼働 未曉 日本に風鈴といふ倣いありし 未曉
為兼題「夏休み」 夏休み初雄奪ひしあの海も 未曉 世界の子になれ五輪の夏休み 未曉
栗咲く香子ども五人の町内会 未曉
闇空に花火の瞬間(とき)の雲醜し 未曉
突き棒の突きの速さや心太 未曉
炎天に燃え狂うごと小灰蝶 未曉
灼かるるを厭ふ蝶影白壁に 未曉
短夜か齢か朝をもてあまし 未曉
羅の人に色濃き句帖かな 未曉 羅の人端座して風来る 未曉
水遊び吾子はやっぱり光の子 未曉
為兼題「月見草」 月見草奥尻(しま)に未還の幾御霊 未曉
そのまますする。いわゆるもちもちで腰のある歯ごたえがある。つるつるとした喉越しでしっかりと打ち込まれた蕎麦だと感じた。つけじるは蕎麦の端をぬらすだけでじゅうぶんの辛目、わさびでの美味しさは味わえなかったが、つけじるで啜り込む食べ方が一番美…
先日大雪へ千歳市を通って行く話をしたら「高校時代の友人がインディアン水車の近くで手打ち蕎麦の店をやっているから寄っていけ」と紹介された。旭川方面へ行くときはこの道央国道を使うし、ちょうど昼頃になるので同行のみんなにつき合ってもらうことにし…
富良野市山部にさしかかる。国道端の農家の直売所に車を入れる。こちらも買うつもりで立ち寄るのだがすぐ冷蔵庫から冷えた西瓜が出されて包丁が入れられる。冷たく冷えた一切れに手が出る。美味しい。 売り上手西瓜ゴロリと客のもの 未曉
雪渓に岳友の影追う愛の鐘 未曉
羽衣の瀧より来る蝦夷白蝶 未曉 木下闇鹿のまなざしのこりをり 未曉
万緑の大地や蝦夷の臍踊り 未曉
にはたずみ過ぎる雀の脚涼し 未曉
夏霞白詰草の野に生るる 未曉
雨しずかじゃがたらいもの花しずか 未曉
奥尻(しま)鍋の鮑にどこか涙の香 未曉
二度チャンスがあって二度とも実現できなかった奥尻へ上陸できた。無き兄の任地だった稲穂も見ることが出来た。大津波を境に変わってしまったのだろうが…。ここに奥さんの実家を持つKaさんのガイドで、十分島内を見ることが出来た。吟行なのだが、すっかり…