長万部岳

takasare2005-07-13

 早朝6時、つしまでKさんを乗せY宅へ。絶好の天気の中新道を北上する。
 30年前、象の花子が宮内から移った時に通った道なんだと思いながら、二股ラジウム温泉への道を走った。帰りは、ラジウム温泉で汗を流すことになる。鋪装が切れ、イタドリが左右から覆いかぶさっている林道を1?走った所でゲート。8時10分林道歩き開始。緩やかな登りを35分軽く汗ばんで、登山口に着いた。雪を想定して3mほど高床の山小屋がある。登山道と行っても林道の続き。何の苦労もなく5合目の鉱山跡に着く。広く整地され旧鉱山跡地の朽ちた標識がある。記念のためか遭難者のためか鐘があった。Yさんが鳴らすと音色が沢に広がって行った。小鳥の声が一瞬静かになった。
 そこからは踏み分け道、取り付きは滑りやすい水成岩が露出したトラバース路、雨の時は水路になる沢道
を過ぎ2m程の崖を登って7合目で小休止をした。この辺りから花が目立ちはじめた。Yさんが花は期待できないと言っていたので、望外の花撮影山行となった。タニウツギサンカヨウエゾシオガマ、カラマツソウ、エゾカンゾウ、チシマフウロ、ハクサンチドリ、ツクバネソウ…。特に、アカモノの可憐な群落が道を繋ぐように楽しませてくれた。
樹間のジグ、尾根の直登を何度か繰り替えし、花を撮影しながらの登山は楽しい。頂上にもうすぐの所でエゾカンゾウの斜面の下方に5合目の鉱山跡が見える。いく株かのゴゼンタチバナに迎えられて山頂についた。カニカン岳、雲の中の大平、狩場が見えた。
 帰りは、往路の花を確認しながらも一気に下りた。いつものことだが帰りの林道歩きはなぜか飽きてしまう。緊張感を無くしてしまうせいだろう。
 改装したばかりのラジウム温泉は、がっかりだった。洗い場、洗い湯がなく、と言うことでせっけんも満足に使えず、しょぼしょぼしか泡立たないシャンプーもラジウムで流すことに…。洗った後もさっぱりしなかった。それで1000円どういうコンセプトはあきれてしまった。以前にくらべて客は半減してしまったと、いつも来るらしい客が言っていた。分かる気がする。
 眠気ざま市のハッカ油騒動などおりこみながら5時に着いた。ビール