2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

25年前ある共産党支持の人からオルグを受け、「まず政権交代が先だ」と当時の社会党支持を貫いたことを思い出した。今日やっとそれが実現した。今の民主党と当時の社会党を比べるべくもないが、日本にもやっと民主議会政治の基本が実現できたという意味で…

山の行き帰りに立ち寄ることの多い福島町の道の駅にある「手打ち蕎麦・おふくろ」という看板が気になっていた。黄にはなっていたが行程のの途中だし、時間的にも立ち寄れないことが多く「なにかの時に…」ということにしていた。29日は絶好の機会だったので…

絶好のドライブ日和である。考えていた蕎麦の花見に出かけた。千軒蕎麦の会の花鑑賞会が来週とのことだが来週は天気も良くないし、予定もあるので先に見てしまうことにした。 新聞記事を元におおよその見当はつけたが、聞いた方が早いと思い「千軒そばの店」…

兼題「秋の暮」習作 お喋りの家路に余る秋の暮 未曉 塾の子と眼が合っている秋の暮れ 未曉

レクの森の外れに沢の水を堰き止めて灌漑池がある。空がそのまま映っている。本当の空と水面の空の間をルリボシ蜻蛉が忙しく飛び交っている。虫を追うもの、番で飛ぶもの、尾を水に打ち付けて産卵するもの…。産卵する蜻蛉に空の見分けは着いているのだろうか…

椴松の倒木にヒバの幼木が育つ 厚沢部レクの森を歩いてきた。山野に百花繚乱の春も良いが、森の中の秋も素敵である。華やかさはないが澄んだ爽やかさの中に命の静かな営みが溢れている。 水面撃つ蜻蛉に空のもう一つ 未曉 森葉月倒木更新進行中 未曉

一気に爽やかさを感じる気候になった。特に夕方は気持ちが良い。風の爽やかさだけでなく空が美しい。夕焼けもそうだが、その前の夕映えとも云うべき一刻雲にピンク色が兆す。 夕映えにナナカマドの実鳴り出す 未曉 この時刻必ず我が家の小さな庭を悠然と通り…

義母を迎えに行った函館駅朝市側で立候補者が選挙活動をしている。風は涼やかだが直射日光は厳しい暑さを持っている。その中を駅から義母が一般者用の車寄せまで歩いてくる。途中で一回立ち止まり、腰を伸ばすようにしてまた歩き出す。30M位の距離だが、…

通りすがりの校庭で父親に見られながら男の子が逆上がりをしていた。風も雲も秋の気配だ。 逆上がり一旋秋の子となりぬ 未曉 札幌の帰り、函館駅まで行って折り返しの最終普通電車で桔梗駅まで帰ってくる。その終電車は空いていた。BOXに一人ずつ座ってい…

迷っていたが、チベット展に行ってきた。インドから中国へ信仰の中間点としてのチベットが具現されていた。 日本では仏は赦す姿をしていることが多いが、チベットの神々は叱る眼が印象的だった。見る人たちは、叱られることで自分が救われることを願っていた…

空腹の日々あり吾も戦中派 未曉 戦争について考えるようになったころ、我が家で唯一人、戦争のことを全く記憶していない自分に劣等感を持ったことを覚えている。私の戦争に対する直接的な体験は空腹感だけである。それは大切にしたい。 無季にになったが、終…

雨模様の曇り空。そう暑くない。暑くないのに「食べる」とか「すごす」時につい涼しさを求めてしまう。潜在的にこの夏に物足りなさを感じているのかもしれない。 まず「食べる」 昼に素麺。薬味の種類を多くした。茗荷、紫蘇、葱、海苔、生姜、錦糸卵、無駄…

季題「網戸」 今年の夏に寝苦しい夜は少ない。それでもやはり夏、暑さで目を覚ましたり、寝付かれない夜はある。そんなとき網戸にする。ひととき冷気が入ってくる。網戸がいろんなものの境界になる。内と外、暑さと涼しさ、疲れと新鮮さ、今日と明日、……。そ…

季題「朝曇」 夏の朝は曇っていることが多い。夜の冷えが日中の暑さへ移行するときの気候現象だろう。起きた時には全体は曇っているのに立待岬にだけは汐首岬をかわした朝日が眩しいことがある。そんな日は暑さが予想される。 立待に日の洩れ初めて朝雲り 未…

兼題「鰯雲」 夜になって月の空にも鰯雲は出現する。 鰯雲月光に列正しうす 未曉 兼題「夏休み」 私の子ども時代の夏休みは家族でどこかに出かけるようなことはなかった。そんな家の子ばかりだったのだろう、ひたすら時間を流すように半径500Mの中で遊ん…

兼題「鰯雲」 鰯雲は空の広がりを感じさせる。その空間の広がりはやがて時間的な広がりをも惹起させる。 鰯雲樺太生まれと答へけり 未曉 兼題「秋の水」 今年の夏は水があちこちで暴れた。 土を呑み土を沈めて秋の水 未曉

兼題「新涼」 新涼や剥け替わりたる子の肩に 未曉 兼題「夏休み」 夏休みみんな疲れて終わりけり 未曉

兼題「鰯雲」 鰯雲送電線に共鳴す 未曉 兼題「秋の水」 川底の石持ち上げし秋の水 未曉

兼題「新涼」 新涼や月を受けたる石に坐す 未曉 兼題「夏休み」 夏休みチャイム戻りて終わりけり 未曉

江差姥神神社例大祭 切れ切れの渡御切れ切れの日本海 未曉 大御輿水平線を煮立たせて 未曉

江差姥神神社例大祭 肘伸ばす一拍祭り太鼓の子 未曉 先山車の気配白蝶海へ遣る 未曉

急に思い立って江差の姥神神社のお祭りを見に行った。切り声、お囃子、山車、絽の羽織、格子窓の通りを行く御輿、鼻白粉…。俳句の素材はたくさんある。写真を止めて祭りに浸った。疲れた目を遠くにやれば家並みの切れ間に日本海が必ず見える。 着くずれず祭…

大雪山行の二日目十勝岳の裾、望岳台から1時間ほど登った。火砕流の跡が登山路になっている。火山らしく火が削ってしまったのだろう遮るものが何もない。まず、胸とおぼしきところに噴煙二筋、そして鋭角の頂、その上に夏の日…。登山路は真っ直ぐそこに繋が…

夏草の勢いが盛んである。 夏草や主無き家の主癒えず 未曉 毎日朝晩濃い霧が立ちこめる。函館の町灯りもほとんど届かない。今朝は沈み込んでしまうような濃さである。そして時間と共に鼠色の紗の幕が退かれていろんなものが見えてくる。 朝霧の退く巷よりニ…

野外劇

野外劇を見なければ…と思っていた。気候も良いようだし出かけた。 野外劇20数年の歴史があるのに2回目である。15年ほど前に、我が家にアメリカ娘がホームステイしたときに家族で見ている。その時は五稜郭を使うこと、市民の手作りと言うこと、日本に例…

寝袋3泊の山行から帰着した。本格的な後始末は明日にしてシャワーを浴びビールと簡単なつまみを盆に載せウッドデッキに椅子を出した。日陰でさえあれば空気が涼しいのでつkれがいっぺんにとれる。仕事帰りだろう、高架を奔る人に自慢したくなるほど涼しい…

夕張を通った。昔函館に来た当初暮らした引き揚げ者住宅のような長屋タイプの朽ちた住宅があった。炭住であろう。 夏草や朽ちし炭住屋根低く 未曉 白金温泉のすぐ近くに「青い池」と云うところがある。美瑛川に作った砂防ダムで出来た小さな池が温泉の成分の…

8月1日。この雨の中港まつりだろうか。花火の音が聞こえる。 遠花火雨も音して立ちもせず 未曉 戸井の牧場にあがる作業道に野いちごがたわわに実っていた。赤色の色つやの良さにひかれて一粒口に入れた。それまで続いた梅雨模様から解放されたような気がし…