2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

朝、5時半には目を覚ます。カーテンの隙間から月の光が差し込んでいる。空を覗くと三日月がある。三日月でもこの月明かりかと驚かされる。この時期日の光は弱いが、月光は冬にこそ冴え渡る。遠望の街の一画はまばゆいが外はまだ暗い。寒い。布団に逃げ込む…

食事後の食器洗いは私の分担である。いつもこの時期になると指がひびわれる。乾燥し寒さで血行が悪くなるため、油脂分の分泌が不足して起こるそうである。まして、洗剤を使うから手指はカラカラだろう。普段から皮膚の手入れなどしたことが無いので、痛くな…

昨日のスノートレッキングはお馴染みのバカ常尾根を歩いた。雲が多かったが降雪の心配も無く、風も無い穏やかな日和だった。歩き出すとすぐ汗ばんだほどだ。終盤雪が深く、一歩ごとにスノーシューを引き抜くように歩かなければなら無いほどだった。こまめに…

午前中譲り受けた山スキーの試乗をしようと横津の車道に出かけた。歩いて登るまでは良かったが、くだりはスキーにならなかった。靴の問題や除雪斜面のせいもあるかもしれないが、最も大きな原因は私のスキー力では無理だということらしい。もう少しじっくり…

踏み切りはなぜか季語と結びつく。目の前を轟音とともに過ぎ行く列車とはるかな土地と繋がる鉄路のせいだろうか。 貨車の尾を追う明るさや日脚伸ぶ 未曉 雪が晴れた。体が温まった男の子が父親の手から抜け雪で遊ぼうとしてむずかる。それを聞いて仕切りの向…

NHK俳句の兼題は北海道から応募の場合その季節感は3ヶ月は早い。来月5日締め切りの兼題は「片栗の花」と「残雪」である。思い出しで作るしかない。 30年位前、椴法華への国道のすぐ脇へ入るだけで片栗は一面に咲いていた。山野草に興味の無かった私にそ…

我が家から100mも無い所にJR函館本線の踏切がある。そこを渡って14,5mで国道5号線に出る。出かけるときのほとんどがそこを通る。2,3日ぶりに出かけたりするとその踏切が外界との関門のように思えたりする。昨夜は半月が雪を明るく照らしてい…

夜、いつも山歩きをしている仲間で飲んだ。集まりやすい大中山の小さな焼肉屋にした。早朝の霙から始まった冬の嵐も落ち着き始めてきていた。 タンを焼くみぞるる夜に煙を吐き 未曉 天気のせいか客は少ない。3時間以上も喋っていた。帰りは歩いて帰った。ま…

集合場所に少し早めに着いた。しばらく続いたので体が寒さに慣れたのか、それとも実際幾分温かいのか車から降りても少し楽だ。小鳥の声が杉林の中から聞こえる。久しぶりに聞いたが気のせいか伸びやかな感じがする。しかし黒に近い緑の杉に隠れて姿は見えな…

横津岳車道歩き・単調

雪がうっすら積もってそれが丁寧に除雪されているので素晴らしい道路になっている。穴ぼこだらけの舗装面よりハイウエイ感覚でドライブできる。しかし、ドライブもゲートまでであとは歩きになる。ゲートを過ぎても頂上のアンテナ管理にために毎日通う人がい…

昨夜夜の向こう側が見えないように雪が降った。風も無く真っ直ぐに、遠くを見ることを遮断するように雪が降るとどうしようもない。抗いようが無い感じにさせられる。 真っ直ぐに雪ふるふるふる立ち尽くす 未曉 今日は大寒、大寒にふさわしいシバレの一日だっ…

ある時は笹を刈、いつもは簡単に登っている山が、見る角度が違い、雪をかぶるとまったく別な山になってしまう。ましてやこれだけ寒いと、私などには登る気など起こらない。 雪嶺の登るを拒む白さかな 未曉 雪山の名をストックの先で知る 未曉

冬の林道に優しさを感じさせてくれるのが日差しである。夜の厳しい寒さでシバレ上がった木も水もふっと力を抜いているような和らぎをその明るい光に応えるように見せる。 沢水の月に凍るを日が溶かし 未曉 とくに水は、溶けようか凍ろうか迷いながらその微妙…

アングル・黒井川上流への林道歩き

天気予報がいい方に外れて青空が眩しいくらいの天気になった。中野ダムの駐車場は谷を登ってくる風がダムに当たって巻くのか寒かったが。登り始めると風も無くなり体も温かくなった。しかし、気温は低い。沢水は勢いの無い所はすべて凍っている。流れている…

好天である。空が青い。駒ケ岳、白鳥狙いで大沼へ行った。白鳥の給餌場は氷を割って白鳥や鴨が観光客の餌を待って鳴いていた。 白鳥や割れし氷と漂いぬ 未曉 湖畔道路から駒ケ岳裾の方に入って雪原上の駒ケ岳を狙ったが、雪原、駒、青空という構図は雲が多く…

今日も寒かった。日差しが温かい家の中はいいが外に出ると空気が冷たい。シバレである。寒さが続くとどこにも春は無いのに「春を感じたい」という思いがどこかに潜んでいるらしく無理やり春を探しているような所が出てくる。 それに加えて、句会のための兼題…

寒い一日だった。外に出るたびに体に力が入る。「寒疲れ」などという季語がありそうな感じもする。 日輪に薄衣幾重寒深し 未曉 雪明りとでも言うのだろうか。月も出ていないのに遠くまで見える。そして、街明かりに届く。 雪明り街を離れて我が家かな 未曉

真冬日が続く。灯油節約の気持ちが萎える。 夜 三日月も道も凍りて研がれゆく 未曉 朝 凍て道を歩幅小さきウォーキング 未曉

起きたら15センチもあるだろうか、軽そうな雪がオンコの木の上に積もっていた。いつもどおり起きたが今日は日曜日、近所迷惑にもなるし、見たいテレビ番組もあるるので雪掻きが遅くなった。まかなって出ようとしたら近所でただ一軒子どもがいる家の方から声…

今朝まででのんびり気ままな一人暮らしが終わる。何かおきるかなと思ったが何事も無かった。あるはずがない。普段何事か起こるような生活をしていない。 冴え冴えと街の灯の背に海の闇 未曉 のんびりしすぎて毎日飲むべき薬を飲み忘れたことに気づく。 服薬…

バカ常尾根の途中から蒜沢へ下りるトラバース路をスノーシュートレッキングした。このトラバース路は南面しているので日が出ていると気持ちいい。山側の2Mほどの壁に張り付いた雪の表面にかすかな筋が見える。小さな雪の塊が転げ落ちると雪を巻き付けて落ち…

岡村昭彦報道写真展

「岡村昭彦の軌跡」と題して岡村昭彦氏の報道写真展がまちづくりセンター(旧丸井)で開かれている。ライフ誌の表紙を飾ったこともあるフォトジャーナリストの写真展が函館で開かれるのは、当別の男子修道院で働いたり、函館の書店の娘と最初の結婚をするな…

餅の消化(2)

カルタの札ほどの餅を食べやすい大きさ(3等分くらい)に切って焼く。大根をおろし水分を軽く切っておく。納豆はしっかり糸をたて、大根おろしに混ぜ合わせる。醤油を好みで加えておく。餅が焼けたら、大根おろしのおろし汁に浸してから器に並べるとくっつ…

餅の消化(1)

昨年の正月用の餅が冷凍庫の中で黴ているのを見て「結局食べられなかったなぁー」と言いながら、暮れに義母が作ってくれた餅をもらってきた。 朝から餅では重過ぎるし普段の夕食に餅は「う〜ん」となる。結局、昼に私が食べる…しかない。しかし、私にしても…

我が家の正月飾りは玄関の注連飾り、各部屋の輪飾り、そして小さな舞玉である。それを車に積んで大中山の神社のどんど焼きに行ってきた。神道でもなんでもないし信仰心も非常に希薄な方だが、飾ったものに決着をつけてくれるこういう行事はうれしい。神社の…

朝からもんもんと雪が降っている。風が弱く静かな雪だ。大きな雪片で積もりそうだ。降り込められる感じがする。私にはスタートさせるべき仕事も無いが、正月の終わりを静かに家で…にふさわしい。 雪しんしん明日より常の始まりぬ 未曉 今日は、長女の誕生日…

布団のぬくもりに少し未練があったが、起きることにしてカーテンを開けた。高架橋で区切られた明け方の空に、三日月と宵の明星が凍りついていた。いっぺんに目が覚めた 有明の星やシバレを放ちけり 未曉 高架橋の下に地平と言うか水平線と言うか赤くなってい…

書初めをしようと色紙に向かった。墨を磨りながら句作したものを書こうと思ったがなかなかできない。仕方が無いのでできないことが俳句になってしまった。 書初めに書くべきほどの句が立たず 未曉 書初めの前に苦吟や墨の海 未曉 結局、年賀状に掲げた一句を…

二人の娘が東京へ帰った。空港ターミナル前の車を降りたところで「じゃぁな」で別れるのだがいつもある感慨に襲われる。人に言えば「淋しいんだろう」と一言で決め付けられそうだが自分では少し違うように思う。 私の中では「別れ」といより「送り出す」とい…

留守にしていたので積もったままだった雪掻きを済ませたら何もすることが無くなった。年賀状を作り、テレビでラグビー観戦をしてだらだら過ごした。夕方出かける用事があるので酒も飲めない。 明後日俳句サークルの投句締め切りなのに兼題句ができていないの…