2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧
遠青嶺山座同定定まらず 未曉
源頭に大お花畑田水満つ 未曉
心して水分補給汗拭ひ 未曉
走り梅雨傘をはみ出すランドセル 未曉
五月雨や中止連絡粛々と 未曉
晩鐘や鈴蘭こたへたかのごと 未曉
風の情余花の散りしを帯に織り 未曉
郭公や朝の静寂に穴を開け 未曉
私の部屋は東と南に大きなサッシがあり、一日中日当たりが良い。それだけに夏は日光を防がなければならない。南はブラインドで加減し、コンピューターもあるので薄い発泡スチロールの板で直射日光を避け、東側はウッドデッキがあり出入りするので、商店の店…
季語に「田水張る」は無い。 車をアップル温泉へ走らせると農道脇の田に水が浸していた。黄土色の田土が黒く湿り泥水で覆われていく。それを畦で見守る男。 田に水の満つる農夫に力満つる 未曉
夕端居時折の風あてに飲る 未曉
明け易の朝ブラインドを上げると一軒おいた家の藤棚が見える。たわわに藤房が垂れ、万朶の藤色がまだ開けやらぬ中白く見える。しかしこの満開の藤を主は見たことがない。東京の人で毎年夏の間だけ奥さんの故郷の函館で過ごすためにくる。六月でなければ来函…
海向山に向かった。明日から恵山はつつじ祭りというので満開の躑躅が見られるかなと期待したが、五分咲きという感じ。満開ならば尻岸内川を越え、小さな岬を曲がったとたん山裾を真っ赤に染めて燃え出すような恵山を見ることが出来るはずが… 火の山を火の山…
春眠や空腹感といふ現 未曉
思ひ出す人みな若き春惜しむ 未曉
着るごとく染まるごとくに若葉光 未曉
あれほどに待ちこれほどに惜しむ春 未曉
惜しむほど遠のく春や季寄せ閉づ 未曉
楤の芽の青空にある苦さかな 未曉
這ひて撮るイワカガミなお俯かん 未曉
碧血の碑に添ふみどりにりん草 未曉
為兼題「更衣」 余所行きの余所の減りたる更衣 未曉
為兼題「更衣」 更衣速歩を山の見ゆるまで 未曉
霾や近頃狭き日本海 未曉
仁王立ちさせ子を洗う菖蒲風呂 未曉
私は生まれ変わる事が出来るなら、来世は大工さんか建具職人に生まれ変わりたいと思っている。時代としては縄文時代が希望なので、大工さんがその時代専門職人としてポジションされているかどうか心配だけれど、願いとしてはそう思っている。 十二年前退職し…
ふるさとに大きな空やこいのぼり 未曉
若葉山幽けき一葉一葉より 未曉
羊蹄を御富士と崇め畑を打つ 未曉
連翹の黄昏れてなおさんざめき 未曉