2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

大当別川林道歩き(1)

天候が定まらないので「朝様子を見て決める」ことになっていた。その連絡が8時30分。10時に集合して、大当別川そばの林道3?付近で車を降りたのが10時50分だった。歩き出しは曇り空で風が強かったが、寒さは感じなかった。林道はしっかりしていて歩…

「志の家」札幌中央

やはり以前来たことがある店だ。場所や周りの佇まいは変わっているが、ビルの一階部分に和風の造りはそのままである。アプローチが小さな庭になっていて、ビル街の景色を遮断している。昔は白壁に瓦屋根の塀もあった気がした。中央区役所のすぐ裏手にあり会…

「正覚庵」札幌中央

南郷通りの蕎麦屋さんが二軒とも休みで無駄足だったので正覚庵を目指した。ここは札幌の定宿ユニオンの近くなので、駄目でも大きな無駄足にはならないなどと変な慰めを思いながら厚生年金会館裏ヘの道を歩いた。ここも探すことなく見つかった。マンションの…

「神楽坂」札幌中央

10時40分北斗は札幌に着いた。北口を目指す。慣れたような足取りで見当をつけて地上に出てみたら北8条まで来てしまっていた。どうやら1階のつもりが地下を歩いていたために、北口を通り過ぎてしまったらしい。寒風の中メモを出して確かめると6条2丁…

蝦夷松山 中腹林道歩き(2)

車が通れるというより結構使われているような立派な林道を登りることにした。今日はじめてのような急勾配の道をなぜか一生懸命歩いている自分に気付く。今まで下り中心の楽な行程だったので、苦しい思いをしなければ罰が当たるとでもいう意識が働いているの…

蝦夷松山中腹林道歩き

陣川温泉から蝦夷松山〜雁皮へ登る道が、ゴルフ場と隔てている尾根の高さになった時、ゴルフ場の作業道からのびる林道と交差する所がある。そこから蝦夷松山までは、3〜40分あれば登れる。十字路の交差点で右はゴルフ場、直進は蝦夷松山、後ろは今来た道…

「たかさわ」信濃町

一茶の故郷信濃柏原を過ぎて長野県と新潟県の県境に「たかさわ」はあった。地方道から県道109号線に乗りその道路際にあったのでなんなく見つけることができた。県境すなわち山の中である。私のスキーの揺かご妙高赤蔵倉高原は峠を越えた斜面にある。松坂…

「そばの実」戸隠村

戸隠神社中社を出て宝光社を過ぎ、新緑に少し早い山肌を登って行くと開けた平地にそばの実はあった。 少し離れた林間から吟行の一団のような人たちが出て来た。標柱があり、自然林の公園があるらしい。そばの実の駐車場の車はその人たちのものだろう。店の女…

「よつかど」戸隠村

小布施のPAは上信越高速道路のためのPAで私のような一般道を徘徊しているようなドライバーにはトイレや水道施設しか利用価値が無い。一般道から入れる駐車場はそう言う施設もなんとなく遠慮がちになってしまう。朝明るくなるのを待って起き出す。昨夜来の雨…

一条の雪明かり打つ痩せ蒲団 未曉 教え子の幼な顔笑むスポーツ紙 未曉

ステンレスの 矢で射られたり 雪明かり 未曉 6畳に 身の置きどころなし 雪明かり 未曉

「庄司山」(2)

汗ばんでいる背中の辺りは冷やッとするが、陽射しが暖かく無風。越田さんの二人展の話を中心に恒例のゆっくり昼食になる。目を遣れば、中野ダムの鉄紺の水面があり、葉を落とした裸木の白茶を除くと後は蝦夷松の黒緑の中に落葉松の黄土っぽい黄色が唯一の彩…

「庄司山」(1)

前日山谷さんから電話をもらった時には濡れ雪を覚悟していたが、明けると大きく青空が広がる天気。寒さ対策だけはして越田さんを待った。いつもどおり早めに来た越田さんを案内するように桔梗駅前から旧道蒜沢沿いに静観園脇を通って庄司山下の駐車場に車を…

冬の日の空きビル曝し影と成る 未曉 見るたびの満月を見て年暮るる 未曉

薄冬の風校庭に葉渦あり 未曉 眼打つ薄冬の風ホームレス 未曉

「富蔵食堂」(2)飯山市

やっとこさという感じで立ち上がると障子を開けて隣の台所へ行った。そこには農家の台所とは思えないステンレスの調理台が見えた。やはり、生活の場そのままでは客商売は難しいのだろう。私のそば食いに囲炉裏、かまど、藁葺き屋根などというの田舎趣味、ノ…

「富蔵食堂」(1)(飯山市)

いよいよ新潟県から長野県へ入る。県境の峠近くにある「信越栄」という道の駅から富蔵食堂へ電話をする。山の中へ入るし、行くまでの時間、もしかしたら探す時間もかかるかもしれないので、辿り着いたのにやっていなかったでは悲しい。 「あんまり遅くまでや…

「長月」松風町

新聞の囲み記事で知り、先日確認がてら寄ったら日曜日で定休。昨日函館駅に行ったついでに寄った。狭い入り口狭い店。L寺型のカウンターのこれまた狭い中に調理場がある。メニューはそば中心で蕎麦専門店を目指している心構えが伺える。そのメニューの冒頭…

「小嶋屋」十日町

4月ネパールランタン谷のロッジで十日町市の大渓さんに教えてもらった川西町の小嶋屋が見つけられず結局十日町市内の小嶋屋本店に入店した。 わたや(小千谷市)の蕎麦は緑色をしていたが、小嶋屋のはふつうの蕎麦より少し色が濃い感じのそばだった。角形の…

無為の日を繕う電話雪明かり 未曉 初雪で見えるものあり目を閉じる 未曉

軒雀雷三度冬を告ぐ 未曉 さえずりを鎮め雷冬開く 未曉

「わたや平沢店」小千谷

西会津の道の駅を早朝出発してから地図を頼りの近道は何度か迷いながらの小千谷市着となった。福島県からのかすめるような新潟だが通った所は中越地震の中心部。山古志村への入り口もあったが、冷やかしにしかならないので通過した。通行止めの道路、崩れた…

「蕎邑」山都

山都町は蕎麦で町起こしをしている町で、以前明と来た時にはもう少し奥まった国道沿いの大きなお屋敷風の農家で蕎麦会席を食べた。水蕎麦から始まってのコース料理はその前の米沢で蕎麦と肉を食べた後だったので腹が苦しかった思い出の方が強い。 今回は、こ…

「蕎酔庵」米沢市

米沢市内にくらべ田園地帯は道幅もあり走りやすい。田園地帯と言うより新興住宅地とでも言えるような田圃の中に、新しい住宅が目立つ地域である。「なでら」が田圃の雰囲気を残す農家をコンセプトにしているのにくらべ、「蕎酔庵」は、ちょっと見には新築の…

海向山(2)

11時着。1時間弱である。山谷さんは前半先頭を歩いた私のペースが早かったと言うが…。羊羹を食べ写真を撮ると再びパラパラし始めた雨にせかされるように下山を始めた。昼飯は降りてからになりそうだ。 分岐まで出て、左へ曲がり、海向山と恵山の外輪山が…

海向山(1)

9時少し前湯の川ダイエーの駐車場で越田さんを乗せ紅葉の蛾眉野線を走った。曇り空で昼近くには雨の心配もあるが、その時はその時とばかりに紅葉狩りドライブとなる。盛りは過ぎているが、部分的には見事な紅葉が目を楽しませてくれる。 10時15分前、無…

蝦夷松山〜雁皮山(3)

小樽の二人は帰りのこともあるのだろう、我々の昼食中に下山を開始した。このごろ昼休みが長い。無職の気楽さもあるだろうが、最大の理由は天候がいいことだろう。天気がいいと山頂は高い分天国に近いのかもしれない。天気が悪い時はきっと地獄に近いはずだ。…

蝦夷松山〜雁皮山(2) 

「石楠花岳」という越田さんの声がした時、目の前に70?の岩が立ちはだかった。ロープはあるが、近すぎて力をかけずらい。リュックの重さも一緒にやっとこさ私の脚力で岩の上に上半身が出た。それから左足をあげようとしたがタイツ+ズボンの抵抗が大きいし…

手に息を辞意の娘に冬の虹 未曉