2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

今冬初めての雪化粧 初雪に色よみがえる草の庭 未曉 夢も見ず夜半の初雪布団とし 未曉

冬木立犬を戻せし道を呑む 未曉 プチ入院送り出す日の冬木立 未曉

冬の野に実は赤き数珠蔓竜胆 未曉 日向ぼこするつもりなく日向ぼこ 未曉

函館山トレッキング(2)

今年も何度故郷函館を山の上から俯瞰しただろう。袴から、横津から、庄司山から、雁皮からそして函館山から…。函館山からは駒ヶ岳のハイライトの白が青空に稜線を際立たせて輝いて見える。(先週写した写真の方がよく写っているのでそれ貼り付けた) 少し汗…

函館山トレッキング(1)

昨日で三週続けて函館山を歩いている。奥さんの、冬のスイススキーに備えてのトレーニングと言うことで始めた。その前週は横津から袴腰を歩いているから四週続けて土曜日は夫婦で山歩きをしていることになる。早めに出発し昼前には下りてしまう。谷地頭の温…

冬空から採りしまたたび酸味あり 未曉 ためろうて道細くなる冬木立 未曉

横津岳山麓

昼食を終え、車道に出て舗装路を下った。ゴルフ客もいないのか車が通らない。横に広がりてんでんばらばらに歩き下る。足元に心配が無いし、下りなので自然に足が出る。そうなると私は目も鼻も働かなくなり、ただボヤットしてしまう。変わった木肌や草の実を…

横津山麓

今シーズン最寒の寒波の朝、道南もうっすらと雪を被っている。しばらく雨が続いていたのでいかにも「降り込められてたぞ」と言わんばかりの顔でいつものメンバーが集まった。大川射撃場に登って行く、いわゆるバカ常の尾根の根元である。Yaさんから連絡され…

鱈の身は口でほぐるる熱さかな 未曉 鱈鍋に津軽馬鹿塗り夫婦箸 未曉

百壱の薬と成りぬ薬食い 未曉 枯菊の結ははれ臥すを許されず 未曉

NHK俳句12月兼題「初明」 年頭恵山岬で初日に弓を射る女子高校生とその家族を 初明り弓引く娘見る家族 未曉 兼題「忘年会」 年忘れ娘の帰郷待っており 未曉

七飯俳句サークル12月兼題「日向ぼこ」 展望所つかの間鳥と日向ぼこ 未曉 鳥近し独りにあらず日向ぼこ 未曉

函館山ウオーキング 人絶えて岬は冬の海に出る 未曉 杉落ち葉山の命を眠らしむ 未曉

函館山をウオーキング 薄氷を浴びて鴉の朝騒ぎ 未曉 ヤマガラの軽きに霜の北斜面 未曉

吐く息の中を受診の霜の朝 未曉 吐く息と声交じりあふ冬帽子 未曉

縛られて名残のもみじ地に戻す 未曉 囲わるる木に惜別の冬日さす 未曉

山行の日のみ詳しき古日記 未曉 退職の身にも備忘の日記果つ 未曉

家の間の子猫に重なる冬帽子 未曉 冬の虹橋とは成れず立たされて 未曉

熱燗も酒器の薄さで指二本 未曉 塩打たれ重石冷暗ニシン漬け 未曉

降りる雲紗巾明るき山は雪 未曉 袴穿く熱燗二級酒父の膳 未曉

雪吊りに語り改む由来札 未曉 己が身を己で吊るし冬構え 未曉

煮凝りに埋もれてもなお魚の眼 未曉 さすらひの始めは根方紅葉散る 未曉

グランドが教室で融ける冬帽子 未曉 枯菊や雨を集めて色と成し 未曉

被れずに四年目露西亜の冬帽子 未曉 滑り来てVサイン過ぐ冬帽子 未曉

熱燗と肴がありて父の膳 未曉 強風に朽ち葉朽ちてはいられずに 未曉

10人の俳句サークル枯れ葉降る 未曉 スキー帽派手を承知で散歩用に 未曉

愚を書いて読むもまた吾日記果つ 未曉 二級酒を熱燗で呑む父の膳 未曉

時雨るるや笹刈り終へし登山道 未曉 冬木立ここに吾れ居り咳一つ 未曉

袴腰赤川ルート笹刈り

Sakagさんが先日刈り残した桜休み下部の笹刈りをするという。そして、先日の機械一台をすでに借りてきたらしい。距離的にも短いし平坦部なのでYaさんとわたしだけの手伝いで間に合わせることにした。平坦部の入り口から刈り始めたので、私は桜休み前の登りの…

庭の辺のさだかならずや夕時雨 未曉 けたたまし冬の懸巣鳥や地の声で 未曉