2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

僕の前に道は無い・鳴川岳

暖冬少雪とは言え山には雪がある。山スキーを楽しむ人にはそれでも少ないらしいが、我等スノーシュー族には(特に私くらいの体力には)すこぶるちょうどよい。昨日は、横津道路の冬季Gateに車を置いて、保養林遊歩道を登山口に歩き始めた。遊歩道は横津…

一枚の空より垂線大氷柱 未曉 さそわれて堆肥の匂ひ雪間草 未曉

西桔梗「磯屋」

開店した早々に入ったことがある。すでに本欄の一ページになっているかと思ったが、バックナンバーには見当たらない。その時の印象が薄かったのかどうかもう一度入らなければと思っていた店である。産業道路が立派になる前、亀田農協から宇治園を通り大野新…

玄関の泥掃きし雪雪に埋め 未曉 政治家の言腹立たし氷柱伸ぶ 未曉

教師退き氷柱を叩く子に戻る 未曉 一枚の空を支えし氷柱かな 未曉

俳句サークル2月兼題「猫の恋} 擁壁をかぎ裂かんかな猫の恋 未曉 NHK俳句3月兼題「春の雪」 春の雪積もれぬままにものの根へ 未曉

橇に寝て空の青さに黙する子 未曉 鳶鳴くや暖冬沢は水を吐き 未曉

山眠る(大川射撃場尾根)

今年の歩き初めは大川射撃場辺りから蒜沢に降り、二列目の送電線下を再び登って車をデポした道に戻るという3時間半の山麓歩きになった。 俳句では冬の山の静的な様子を「山眠る」と表現します。ちなみに春は「山笑う」秋を「山粧う」と歳時記には載っていま…

NHK2月兼題「東風」 手招かれて枝にまとわりつくや東風 未曉 雨予報東風吹く午後の待ち疲れ 未曉

変化(後)

スパゲッティを茹でる時用のタイマーを6分に合わせ蕎麦を入れた。初めての蕎麦なので、吹き零れないかとか、ゆですぎないかとか気にして火のそばを離れずにタイマーを睨むようにして6分を経過させ、タイマーの音で火を止め、蓋をして蒸らし始めた。少し前…

天ぷら{田ざわ」

最後に仕事をさせてもらったT小学校の学年団の先生たちと「美味しいものを食う会」が生まれ、今まで続いている。いろんな店へ行ったが、落ち着くべき所へ落ち着くように天ぷら「田ざわ」が多い。旬のものを全国に目を向けて選び、選んだ素材の自信、素材を…

「田ざわ」の天ぷらに舌鼓を打つ。 みちのくはもう蕗の薹揚げられて 未曉 塩勧め店主何処の春揚げん 未曉

「千軒そば」(後)

お湯を沸かしているうちにもり蕎麦掛けそばの準備を終え、まず、もり蕎麦用に一人前を、買ったときに言われた茹で時間2分を守って茹で上げた。今の時期、水が冷たくていい。ぐんにゃりしていたそばが、冷たい水の中でしゃきっとして角が立ってくる。笊の底…

千軒そば

今日は予約していた注腸バリウム検査で、昨日の朝からおかゆしか食べていない。ましてや下剤で腹の中をすっからかんにしているので、昨日から「検査が終わったら美味しいものを食べよう」と思っていた。 検査は異常なし。まず、ヨーカ堂で昨日から出張販売し…

変化(1)

相変わらず昼のメニューは乾麺を茹でた五目蕎麦が多い。乾麺の「新得そば」を切らさずに買い置いているがあきないでそれを食べている。たまに土産で貰ったり、違うものをと心移りで買ったり変化もある。しかし、その変化は長続きすることは無く、いつの間に…

俳句サークル2月兼題「雪眼鏡」 滑り終へし斜面写して雪眼鏡 未曉 教えられ頷いている雪眼鏡 未曉

子どもは雪が好きだ。雪にまみれている姿を見るとすごく安心する。 園庭に雪の遊びの全て有り 未曉 七飯俳句サークル2月兼題「猫の恋」 夜空裂きとろりと黄色猫の恋 未曉

かけそばの値段(追記)

奥さんを函館空港まで迎えに行った。昼は蕎麦を食べようと言うことになり,まよわず{月の庵」へ行った。今日は金の心配が無いので意気揚々と戸を開けた。「掛け蕎麦」は、メニューに無かった。そうだったかなぁと思いながら鴨南蛮にした。コーヒーも付かなか…

かけそばの値段

金が無い。有った。ジャージのズボンの右ポケットで硬貨の触れ合う音がした。600円のはずだ。出かける前に、財布に入れようと机の上に有ったものをポケットに入れたものだが、肝心の財布を持つのを忘れた。だからこの600円しかな無い。義父と義母を椴…

美原「丸屋」

病院に行く時美原の交差点を曲がったら、新装開店の蕎麦屋が目に入った。病院の帰り、長崎屋に車を置き、時間をつぶしてから暖簾をくぐった。11時40分、客は会社員らしい3人連れが仕切られたワンボックスを占めている。今入店したばかりらしくオーダーの…

俳句サークル2月兼題「雪眼鏡」 雪眼鏡子どもの笑顔口になり 未曉 雪眼鏡黄色い空に飛び込みぬ 未曉

冬木立風の白さよ遠嶺より 未曉 七飯俳句サークル2月兼題「猫の恋」 猫の恋重たき闇を押しのけて 未曉

八十八(2)

店に入ったとき「打ち場」があったことを思い出して見ようとしたがこの独り席からは角度的に無理だった。打ち場があって、実際に打っていると、いかにも出される蕎麦が打ちたてに思えるから期待は高まる。 もり蕎麦が出される。焼き物の皿に盛られ、そろいの…

「八十八」(1)

今日、全道展・函館地区展を芸術ホールへ観に行った。鑑賞し終わると12時少し前、蕎麦屋へ行くにはちょうどいい時間である。今朝は朝飯が遅かったし、蕎麦一杯でちょうどいい感じだ。 そういえば、道新の裏手に『手打ち」の幟が立っていたことを思い出した。…

夕方になってどんど焼きに行く。強風での飛び火を恐れ水をかけて消していた。 低気圧どんど焼きの火鎮めたり 未曉 冬の大嵐が朝、水雪を降らせる 水雪の積もり難きや踏めば水 未曉

湿雪に沈みし斜面リフト這う 未曉 冬嵐湯気を騒がし近づきぬ 未曉

初暦行けぬ山頂そこに在り 未曉 南天の目をいただきて鏡餅 未曉

縁を染め雲雲となる初日かな 未曉 雲もまた放射となりて初日かな 未曉

沖止めの築港鴎は飛ぶばかり 未曉 杯の隙間を探す節料理 未曉

NHK俳句1月兼題「初夢」 初夢も無く目覚めたり雑魚寝床 未曉 NHK俳句1月兼題「追儺」…北海道にはこの習慣はあるのだろうか。私が体験している 北海道の「節分」で 東京の子を鬼にせず福は内 未曉 体験の無いままに「追儺」の傍題「鬼やらひ」を、想像して 鬼…