干し物に風送られて福寿草 未曉 金冠を地に置きたるや福寿草 未曉

今朝もまた芽生えの萌黄問ひ合ふて 未曉 庭仕事話題となりて雪間草 未曉

今朝は快晴、その分放射冷却で霜が降りていた。 百坪の宅地に春の霜百坪 未曉 高架橋霜寄り添ふて陰五キロ 未曉

ＮＨＫ俳句３月兼題「耕」 耕運機遠嶺の裾遅々と噛み 未曉 耕して去年の男爵実は真白 未曉

冬の雨庭を荒地に繋げたり 未曉 手を入れぬ庭をめがけし冬の雨 未曉

雨である。「冬の雨」という季語はあるが、雪も無く暖かで冬の雨の気がしない。しかし高架橋の向こうに見えるはずの函館の街が隠されている。暗く寂しい。 冬の雨細枝の先も濡らしけり 未曉 冬の雨用無き街のなほ遠く 未曉

野ウサギの三跳びで消えし雪木立 未曉 堅雪や逃げるウサギを支へけり 未曉

雪のため最も手前の送電線付近に車を止め歩き出した。左右は広い畑地が広がる。と言っても冬、当然白一色の雪の原だ。そこに一匹の狐がうろついている。目的地があって一直線に移動しているのではない。あっちへうろり、こっちへうろり。突然跳びはねて方向…

花SakagさんのＨＰを見て、我が家にも福寿草があることを思い出し、庭を見た。老眼に乱視がひどくなり窓越しに見ても庭の細かな変化が見えなくなっている。外に出てしゃがんでみた。 福寿草芽の生々し黄色かな 未曉 朝の日に福寿草の芽の影もあり 未曉 福寿…

七飯俳句サークル３月兼題「雛」 親二人ガラスに映しケース雛 未曉 々 「彼岸」 墓洗う手に悔いを刺す彼岸西風 未曉

今年もインターネットの力を借りて確定申告の作業を終えた。 申告の数字落ち着く冬日和 未曉 谷地頭を車で走りながら、 「今年は蝦夷ヒキガエルの産卵も早いのだろうか」と考えた。 標識あり蝦夷ヒキガエル横断中 未曉

先週から復活した奥さんの「外国のゲレンデを気持ちよく滑るためのトレーニング函館山ウォーキング」への「（…前述省略…）おつきあいついでに少しでもメタボリシンド解消ウォーキング」に今日も出かけた。今日は小さな目的を持って登り始めた。昨日の夕刊に…

泣きぬれし歌人の坐像冬日受け 未曉 冬凪に照り返す日のやはらかく 未曉

NHK俳句への選句 兼題「蛙」はついに出来なかった。自由題と言うことで近作の中で好きな 図書室に雛の見守る自習時間 未曉 兼題「春の雪」は 二年前の娘との京都旅行（２月）で弥勒菩薩に接した時の感動 寒気あり半跏思惟なる姿あり 未曉 を、弥勒菩薩の「慈…

春隣り橅の木肌に浅黄あり 未曉 Ｔ先生の訃報を聞く。闘病の苦しさ、母としての思い 同情の及ぶ所ではない。お顔を思い出しながら…。 風花や母で逝く身の御額に 未曉

これで三週火曜日は天気がいい。今日は今年最初の雪上ウォーキングと同じ大川射撃場の尾根通称バカ常の尾根である。この前は、大川射撃場から蒜沢へ降りたが、今日はその時３００ｍほどつめて偵察した尾根の最奥、標高８２５メートルのポコまで行くと言う。 …

夫婦で函館山がまた始まった。今日は三十三観音が目に付いた。 雪払いつ観音巡り十五番 未曉 仏前の雪の箒目足を入れ 未曉

凍港の灯り這い来る石畳 未曉 山靴や冬日の暮れは街にあり 未曉

青信号バイバイの手で揺れる春 未曉 七飯俳句サークル３月兼題「雪解」 雪解道観音巡りする人ぞ 未曉

七飯俳句サークル３月兼題「春の雪」 いつの間に夫傘の外春の雪 未曉 々 「雛」 雛飾る点かぬ雪洞そのままに 未曉

異常気象とはいえこの一週間は「春」である 青信号バイバイの手でゆれる春 未曉 七飯俳句サークル３月兼題「春の雪」 音つつみ光まるめて春の雪 未曉

七飯俳句サークル３月兼題「春の雪」 教会の屋根寺の屋根春の雪 未曉 々 「雛」 図書室に雛の見守る自習時間 未曉

「大沼雪と氷の祭典」に続いて「札幌雪祭り」。それだけではない。全道各地で寒さを愉しむイベントが目白押しのこの時期、言い換えれば最も寒いはずのこの時期今年は暖かい。というより寒さが無い。いくら鈍感な人でも漠然とした不安を感じてしまうだろう。…

昨日、七飯俳句サークルの例会があった。見たままを句にしたものを出し てみようとその朝出来た「林出で林に入りぬ樏跡」を出句したところ、それ が点をいただいた。「う〜む」である。 来月、３月の兼題が「春の雪」と「雛」である。一月も前に雛祭りを思わ…

林出で林に入りぬ樏跡 未曉 光太郎成らず樏の痕捩れ 未曉

七飯俳句サークル２月兼題「猫の恋」 擁壁を左右に猫の恋眼 未曉 古垣の結い目解かん猫の恋 未曉

お湯を沸かし始め、台所に解凍したシーフード（ボイルされた市販のあさり、いか、えび＋正月の残り蟹）と、ガラス容器に移し変えたスパイス、小瓶、茹で時間１１分のパスタ、塩、キッチンタイマーを用意した。小瓶の蓋を開け、トロッとしていると。油かな？…

イタリア旅行をしてきたＦ先生からお土産をいただいた。帰って袋を開けると小瓶と、ポリ袋がでてきた。ポリ袋の方は一見してハーブと分かるが小瓶のほうは分からない。どうも書かれている文字はイタリア語のようである。英語も読みも意味も分からないが、英…