「出羽」酒田

takasare2005-07-23

 大台野蕎麦が食べられなくてがっかりし、気を取り直して酒田市へ車を急がせた。目ざしたのは酒田市の老舗「勧生庵」。ほどなく探し当てたが、ついていない時はついていない。勘生庵はなにかの都合で3日間の休み。その他に酒田の蕎麦情報も無いので、鶴岡市を当たることにした。しかしたまたまは入ったガソリンスタンドで聞くと、すぐ近くに評判の蕎麦屋があると言うので、行ってみた。もしかしたら…という勘が働いたので入ってみた。
 一人まえの板蕎麦を注文した。出て来たのは、太打ちの田舎蕎麦。「山形の蕎麦を食べてみよ」とばかりに、食感も蕎麦の香り、味も豪快素朴な蕎麦だった。山形に来た という感を強くした。腹もすいていたし
いつものようにかけ蕎麦を注文したが、こっちは、あまじるが薄く、北海道の濃い色のしょうゆ味に慣れた者には、物足りなさを感じてしまった。
 ここでは山形の蕎麦ガイドを展示していたが、1部しかなく買えなかった。
 2店の蕎麦屋にすっぽかされて焦らされて食べたから美味しかったのだろうか。蕎麦は三たてというが、食べる方のコンディションも重要になるだろう…くわえ爪楊枝で運転しながら考えていた。運転疲れもあり
鶴岡市はあきらめ、月山への道をとった。