2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

知内丸山

矢越山荘と看板を掲げた旧矢越小学校の校舎横に車が止まる。今年は余花もなくタンポポも終わりかけている。小さなグランドの周りに桜が咲き、タンポポが有れば子どものいない学校も少しは学校の雰囲気もあるが、今年は押し寄せる新緑につぶされそうにも思え…

藤の花余詠 藤の花ふじいろの雲しののめに 未曉 藤色の姓の裔なり藤の花 未曉

一軒おいて隣の家の藤棚に薄紫の花が満開である。我が家の玄関前からよく見えるし、見てやることにしたいる。 その家は11月から6月までは東京で暮らし、梅雨の時季から雪が舞い始める頃までこの桔梗町で暮らす。いる間は旦那が毎日のように庭に花木を育て…

殿様街道残詠 イワカガミ 我もまた古道に待たれ岩鏡 未曉 茶屋峠 山毛欅巨木古道に若葉装ひて 未曉

パソコンに飽きて車に掃除機をかける。外側が気になって洗車場へ…。余りの天気の良さにワックスまで塗ってしまった。そのうち一句くらい出来るだろうと思っていたがまとまらない。歳時記を繰っていたら、季語に先日のことや昔のことが結びついて575になっ…

函館港残詠 甲板の昼寝と陸の釣り舫う 未曉 昨日の山道具をウッドデッキに干し、洗濯物を外に干す。 五月晴れウッドデッキの山道具 未曉 洗濯物五月の空をひるがえし 未曉

殿様街道

殿様街道の案内板がある所から歩き始める。すぐに下草も刈られた小さな栗園に入った。そこから先の道を見つけるのに一苦労。熊の糞に驚かされながらやっと小橋の向こうに繋がる道を見つけて登り始める。そこからは良い道が続いた。古道感もあり昔の旅人を偲…

その3=ともえ大橋

万代町まで乗れば運賃表の金額がかわりそうだったのでバスをガス会社前で降りた。。それにしても300円。JRなら函館駅まで乗っても210円なのに…。そんなことを考えながら乗っていたので久しぶりのバスは落ち着かなかった。函館市ウォーキングマップ完…

好天。全山新緑の中蛾眉野を通って恵山病院の義父を見舞う。病状はわからないが精神的には落ち着いているようなので、その分良いのではないかと思う。 新緑の真っ直中を見舞ひけり 未曉 その後義母を送って椴法華へ。椴法華の集落への入り口に八重山桜の並木…

今日は「ききょうの里だより」第58号作りに追われた。 今回は四月の総会時に話題として出された東日本大震災の件について、先日の役員会での話し合いの結果が紙面の1/3を占める。 役員会の話では… 「遠くの親戚より近くの他人」が原則 小さい(自治会)…

終日俳句サークル6月例会用の投句一覧表づくりをする。すぐ送り返して例会時まで選句してもらうためだ。これをすると、句会が始まってから投句提出、清紀(作者名を伏せて手分けして何枚かの一覧表に手書きする)、その一覧表を回覧して選句までとなると要…

根室、稚内に桜の開花宣言が出て花見が終わった感がしてしまう。松前の桜を二度、五稜郭公園、北斗市法亀寺の大枝垂れ桜、戸井地主海神社の桜、そしてあちこちの山桜…。楽しませて貰った。 子が読めてひらがな木札花万朶 未曉 年齢という友傍らや花疲れ 未曉

桂岳 源頭に野花豊や春登山 未曉 町内会の役員会、緊急時の避難について話題となる。地震、津波、火災、もしかしたら火山噴火なども無しとは言えない。風向きに依れば大間に何かがあれば被爆から逃げなければならない。 海霧深し埋み火水に消えぬまま 未曉

桂岳・花のトラヴァース

亀川の左岸の尾根を登り詰めると送電線の鉄塔があり、向かい側の尾根が傾斜を緩めた辺りに立っている鉄塔と送電線で結ばれている。ここから亀川を挟む二つの尾根が桂岳の山塊にぶつかる源頭部のトラヴァース路を行く。 送電線は尾根と尾根の間を弛み無くしっ…

戸井段丘の春 畑波の五線ののごとく桜かな 未曉 牛小屋の匂ひ丸めるごと燕 未曉 花辛夷牧は岬まで牛の声 未曉

戸井段丘の春 先日案内された戸井地主海神社の桜をめがけて車を走らせた。途中、空港滑走路の下のトンネルを歩いてみようと蒲公英花盛りの東公園に車を置いて歩いた。海岸道路を走っていては想像も出来ない段丘の上では春の農作業が鳥の声の下で繰り広げられ…

久しぶりに好天の日曜日となった。妻は「やらなきゃない仕事があるんだけれど…」と言いながら庭仕事に取りかかってしまった。 梅二輪咲いたと妻の軍手指 未曉

アップル温泉への車を、思いついて枝垂れ桜の北斗市法亀寺まで伸ばした。 天候の所為か人も少なく360度近づいたり離れたりしながら楽しんだ。それでも、人を入れない写真は難しい。 大枝垂れ桜の風をいただきぬ 未曉

雨。さすがの五稜郭も今日は静かだろうと平山郁夫展を観に行った。 玄奘三蔵のあとを追う芸術家の高い精神性を強く感じた。 厳しい、時には不毛とも思える広大な自然の中につい玄奘の姿を探してしまう。見えない。しかし確かに玄奘はここを幾日もかけて横切…

我が家の木蓮は白。近所のHさん宅の庭には紫色の木蓮が咲いている。私は白色の木蓮が好きだが、剪り方が悪いので花はいいが様がみったくない。Hさん宅のはまるで大きな蝶が止まっているように咲いている。 木蓮の花蝶のごと止まりけり 未曉

有志の者での延長麻雀に加わろうかとも思ったが、腰が痛いのと眠いので冷やかしにまわったがそれも続かず寝袋に入ってしまった。それでも5時前には目を覚ましてしまった。4,5人の鼾が聞こえる。のどの具合からすると私も鼾で迷惑をかけているはずだ。 学…

学生時代の飲み仲間が瓢箪から駒のように立ちzげた、飲み会とセットの瓢箪句会6回目は、オートキャンプ場のロッジを借りて時間に制限のない中で行われた。句会、飲み会、○○会、○○会と盛りだくさんだったがやはり体力が続かない。すぐ眠くなってしまう。 飲…

娘は五稜郭公園の桜が一番だという。「だって五角形して入るんだよ」という。桜が日本を代表する花で、五稜郭が日本を代表する五稜を持つ城郭だとすればそれももっともだと思う。 花見残詠 花五稜水の五稜に崩れけり 未曉

花見風景はそう変わらない。数年前の光景と似た光景に出会った。俳句としての表現力に違いが見られるかどうかだ。 花見残詠 老い二人アンパンマンと花筵 未曉

今日の天気と混雑を避けて昨日五稜郭公園の花見をしてきた。五稜郭駅から歩いて裏門から入った。奉行所復元工事が終わって中庭は変わったが裏門の辺りは変わらない。左に折れて堀の上の土塁を左回りに歩いた。 花影の疾く鎮まれや櫂の後 未曉 水、石垣、笑い…

勝軍山ついでの花見(2)

*1304719998 ザックを背負い山靴での花見になった。キャップ、サングラス、ザック、ベスト、登山ズボン、登山靴という異様ないでたちだがそれもある意味花衣とも言える。花見遊山と言うではないか。物見遊山?か 書家金子鴎亭に繋がる人たちの「碑林」の中に…

勝軍山ついでの花見(1)

閑人が混み合うゴールデンウイークに混み合う花の名所に行くのは阿呆である。しかしそればかり考えていると、ゴールデンウイークと花時が重なる松前勝軍山行きはいつも「宴の後」しか見られない。ということで、今年はあえて阿呆を強行した。他の人はともか…

今日がみどりの日。ここ数日で最もみどりの日にふさわしくないだらだらの一日をすごす。 今日の一句だけでもみどりの日らしく、先日の厚沢部レクの森から…。 北限に倒木更新みどりの日 未曉 厚沢部のレクの森は北限のひばと南限のぶなが共に自生している貴重…

奥さんは温泉、娘は花撮影、私は後日松前勝軍山歩きが予定されているからその下見を兼ねて花見となった。人混みに先んじようと8時出発。国道も普段と変わらず(少しパトカーやお巡りさん多し)駐車場も楽々だった。しかし、肝心の桜は満開にはまだ遠く、花…

雨、風、時々日差し。木蓮幻想。 雨隠る傘揺れ行くや白木蓮 未曉