2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧
黒々と底冷えの夜立ち上がる 未曉
冬帽子鏡の端の外模様 未曉
農道に車光時々冬木立つ 未曉
他は些事小春日とのみ書く日記 未曉
雪礫抛りて無音白き闇 未曉
雪催ひ友遠きより戒名で 未曉
職業欄無職勤労感謝の日 未曉
冬枯の中来て煎茶甘きかな 未曉
初雪や軒垂れとなり音ばかり 未曉
北風やしまい忘れの乾ぶ音 未曉
帰り花老いまだ遊ぶゴルフ場 未曉
冬耕や黒土日を入れ星を入れ 未曉
熊下り来る背負ひし山の貧しくて 未曉
書き込めぬ再検予定古暦 未曉
手に取ればも紅葉は軽し色重し 未曉
銀杏の臭い一緒に5時間目 未曉
初冬や葱に緑と白の間 未曉
初冬や一人横綱連敗す 未曉
来るなら来い立ち向かわねば重ね着て 未曉
挨拶の子に薄きひげ落葉道 未曉
紅葉且つ散る園丁に午後休み 未曉
冬立つや乱切り野菜漬け込まれ 未曉
美しき蝦夷十二枚古暦 未曉
秋の暮この指誰かとーまれ 未曉
農終えて土土癒やす秋広し 未曉
農道に収穫の秋洗われて 未曉 句帳 色褪せて句帳に紅葉吟行句 未曉
黄落の大樹に箒凭れをり 未曉
紅葉の見晴公園を吟行した 天気雨照葉の色に飛沫きけり 未曉 敷紅葉子犬酔ふたか右左 未曉
山の襞ひとつ違えて羆と人 未曉