2008-01-05 ■ 季語閑語 布団のぬくもりに少し未練があったが、起きることにしてカーテンを開けた。高架橋で区切られた明け方の空に、三日月と宵の明星が凍りついていた。いっぺんに目が覚めた 有明の星やシバレを放ちけり 未曉 高架橋の下に地平と言うか水平線と言うか赤くなっている。しかし高架橋の上はまだ暗い。夜の暗さがシバレたままになっていて夜明けに時間がかかりそうだ。 凍て空や地平の今日は線のまま 未曉