2008-01-19 ■ 季語閑語 冬の林道に優しさを感じさせてくれるのが日差しである。夜の厳しい寒さでシバレ上がった木も水もふっと力を抜いているような和らぎをその明るい光に応えるように見せる。 沢水の月に凍るを日が溶かし 未曉 とくに水は、溶けようか凍ろうか迷いながらその微妙な境界をかろうじて下り、日差しに逢うと励まされるように水として流れを保つ。 沢水や流れゆくもの凍るもの 未曉