アングル・黒井川上流への林道歩き

takasare2008-01-18

 天気予報がいい方に外れて青空が眩しいくらいの天気になった。中野ダムの駐車場は谷を登ってくる風がダムに当たって巻くのか寒かったが。登り始めると風も無くなり体も温かくなった。しかし、気温は低い。沢水は勢いの無い所はすべて凍っている。流れている水も重く冷たそうである。
 今日のカメラの対象はどうしても袴腰と烏帽子の白く輝く峰である。
 頂上部分に木が無いため雪嶺が真っ白に映える。烏帽子と袴腰の間の明確なコルが二つを二つに見せ、変化のある稜線も美しい。それに加えて今日はアングルが新しい。いつもは南西方向から見ているこの山を南から見ることができる。そして常に木が邪魔をして枝の網目の向こうにしか見えなかった袴腰が、650M地点で林道が沢にせり出したところでくっきり全貌を見せた。
 この角度の烏帽子は烏帽子ではない。ツンとした鋭さを失ってなだらかな普通の山容にしか見えない。その代わりいつもは見られない南側の雪をかぶった笹斜面が白い円錐状に高さを演出している。三角山越に見える袴腰は頂上部分の一番高いポコが最も手前に見え、いつもよりこれも高く見える。その高さが青空に映えている。
 帰ってきてから地図上で正反対の北斜面近くに見える位置を探ってみた。まだ行っていないようである。ふさわしい林道があるかどうかもわからないがそのアングルで見てみたい。そんな楽しみも林道スノートレッキングにはありそうだ。