朝、5時半には目を覚ます。カーテンの隙間から月の光が差し込んでいる。空を覗くと三日月がある。三日月でもこの月明かりかと驚かされる。この時期日の光は弱いが、月光は冬にこそ冴え渡る。遠望の街の一画はまばゆいが外はまだ暗い。寒い。布団に逃げ込む。起きるのは一度温まってからだ。
   上弦の月冴ゆる街覚めやらず   未曉
 一日、部屋の模様替えをしてしまったので、句にならない。先日のバカ常のスノーシュートレッキングのあえぎ歩きを思い出しながら…。
   冬山路吾が足跡の息づかひ    未曉