起きたら15センチもあるだろうか、軽そうな雪がオンコの木の上に積もっていた。いつもどおり起きたが今日は日曜日、近所迷惑にもなるし、見たいテレビ番組もあるるので雪掻きが遅くなった。まかなって出ようとしたら近所でただ一軒子どもがいる家の方から声が聞こえた。出ると、子どもが歓声を上げて雪を長靴で蹴飛ばしている。
  まず子ども次に雪掻き坂ができ   未曉
 私たちが子どもの頃、雪掻きの雪を一箇所に集めてもらってその後いわゆる「坂」を作った。そして「竹すべり」だった。そんなことを思い出した。「ミニスキー」というのもあったが、もう二昔も前から見ていないような気がする。その家の若いパパも終わるとさっさと入ってしまった。また激しく降りだした雪で子どもたちも家に入り、私の思い出だけが残された。
 気を取り直して雪掻きを始めた。シバレたせいか雪が軽い。この雪じゃ坂も作れないか…と思った。
 昼前雪が晴れた。今日は何度か子どもの声を聞いた。
  雪晴れて子どもの声の届き来る   未曉