蝦夷松山中腹林道歩き

takasare2005-11-25

 陣川温泉から蝦夷松山〜雁皮へ登る道が、ゴルフ場と隔てている尾根の高さになった時、ゴルフ場の作業道からのびる林道と交差する所がある。そこから蝦夷松山までは、3〜40分あれば登れる。十字路の交差点で右はゴルフ場、直進は蝦夷松山、後ろは今来た道。唯一左の林道がどこへ続いているのか分からなかった。道南の林道を熟知している山谷さんとしては前から気になっていた道である。一つは9月に歩いた雁皮沢林道につながるのではないか。もう一つは陣川温泉からのルートの途中にあるロータリー状の所につながるののかもしれないという予測を立てて歩くことになった。
 ゴルフ場がクローズになったので、開いているゲートから車で作業道を登らせてもらった。林道への入り口に車を停めて歩き始める。例の十字路までは50mくらい。未知の道は小型のジープなら十分走れる。11月の朝の冷え込みで小さな氷があり、登山靴でばりばり音をさせながら歩く。雪も消えられずに残っている。希望としては雁皮沢につながっていればおもしろいなーと思っていたが、林道はどんどん高度を下げて陣川の沢の上部を巻くように降りて行っている。道もいつの間にか林道と言うよりも、登山道のようになっている。もちろん車が走られるような道ではない。しかし登山道としてはすてきな道に思える。あすなろ山岳会のピンクのリボンが所々に下がっていて使っている人もいるようだ。いつもなら歩きは登りから始まるが、今日は最初から下りが続いているので気持ちよく歩ける。結局、沢に降り着いてしまい、一足で飛び越えてしまった。対岸の斜面を少しトラバースするように巻き上げると大きな林道に飛び出た。交点の辺りは不法投棄のゴミが散乱していた。車でかんたんに来られる所らしい。少しがっかりしながら、林道を登ることにした。