「蕎酔庵」米沢市

takasare2005-11-06

 米沢市内にくらべ田園地帯は道幅もあり走りやすい。田園地帯と言うより新興住宅地とでも言えるような田圃の中に、新しい住宅が目立つ地域である。「なでら」が田圃の雰囲気を残す農家をコンセプトにしているのにくらべ、「蕎酔庵」は、ちょっと見には新築の一般住宅である。靴を脱いで奥の座敷きへ通される。壁側の席につき十割蕎麦のもりを注文する。縁側の日なたにはお母さんがいない日曜日、お父さんと小さな娘が蕎麦でのお昼のようす。もう一組も日向に私と同年輩の夫婦がもり蕎麦を楽しんでいる。
 皿もりの蕎麦、蕎麦猪口のたれ、ねぎとわさびの小皿 こごみの小鉢、しおの入った小皿、蕎麦湯のための空猪口が出された。
 十割のそばで麺が細い。切れやすいような気がして、そぉーと摘んで口に入れる。香りも味もそうだがみずがしっかり切れているせいか舌触りが抜群にいい。おいしい。塩が出されていたので塩でも食べてみたが
もともと醤油好きなのであまり美味しいとは思わなかった。三様の味で蕎麦屑のひとかけらも残さず楽しんだあと少し濃いめの蕎麦湯も美味しくいただいた。こごみのおひたしも箸休めになった。