恒例、糸川と女那川に春の野花を楽しんだ。
 野の花にも地味派手がある。かたくりはこれ見よがしの形とこの時期他にない色合いで派手であり、イチゲはさも私が花よといわんばかりに咲く。緑の中では黄色は大きさによる。福寿草は花に大きさがあり、光沢があるから金色に輝いて向こうから目に飛び込んでくる。その福寿草に光を奪われたかのようにキバナノアマナは地味である。6枚の細い花びらが雌蘂と雄蘂を囲み子どもが描くような真面目な花の形をしている。小さくて真面目…見なければ認められないはなである…。
  見て見てと言わずキバナノアマナかな   未曉