今日の天気と混雑を避けて昨日五稜郭公園の花見をしてきた。五稜郭駅から歩いて裏門から入った。奉行所復元工事が終わって中庭は変わったが裏門の辺りは変わらない。左に折れて堀の上の土塁を左回りに歩いた。

        花影の疾く鎮まれや櫂の後   未曉
 水、石垣、笑いが弾けるボートの若者。蓬か何かだろうか草を摘む女の人、遠足で来た子どもたちの列。老夫婦。車椅子の人、それを押す人。Vサイン真っ直ぐな指…どれもみんな桜がよく似合う。

遠足の子に惹かれるように途中から公園の広場の方へ入ってゆく。知っている先生がいたが声をかけるのを止めた。桜の木に隠れるようにしている男の子がいた。誰かに気づかれたいのかかまわれたくないのか先生と遊ぶ同級生の塊を盗み見ていた。その子にも桜の木は似合っていた。その後は勝手知ったる公園、思いつくまま土塁を登って降りて桜と写真を楽しみ表門から出た。
      先生も追ふ子も金魚花の下    未曉

 12時少し前、蕎麦前ともり蕎麦で花見気分を楽しんだ。