終日俳句サークル6月例会用の投句一覧表づくりをする。すぐ送り返して例会時まで選句してもらうためだ。これをすると、句会が始まってから投句提出、清紀(作者名を伏せて手分けして何枚かの一覧表に手書きする)、その一覧表を回覧して選句までとなると要する時間は30分を越える。最も勉強になる合評の時間がなくなってしまう。
    句会はその公平性を重んじるため選句時まで作者名は明かさない。当然、自分の句は選んではいけないから極めて民主的になる。情実やえこひいきのたぐいは排除される。初心者の句が高点を得たり、経験者が無点に終わったりするのは多々ある。
 投句を早めに郵送してもらい、パソコンとプリンターで清紀をし、送り返すことで合評の時間を生み出せる。ただ一つの難点は私は作者名がわかると言うことだ。情実の入るすきまは十分あるが、自分の作品を選んでもらうためにお菓子が届いたことは一度もない。
    落とし文娘は函に見つけけり   未曉