五稜郭公園内に復元中の「函館奉行所」の工事内覧会に参加してきた。古写真で数えて瓦の枚数まで忠実に復元するそうである。工法、材料なども出来るだけ当時のものを再現しているそうである。雨の中説明してくれている人たちも、仕事を見せてくれている大工さんも誇りを持って仕事していることが窺えた。きっとおもしろいに違いない。私の近くで内覧していた人が若い大工さんに「どこから来ているの?」と聞くと「岡山から」と応えていた。また「普通の家を建てたりすることあるの?」と聞いたときは「お金持ちのね」と応えていた。
 生憎の雨だったがすっぽりシートで覆われているのでゆっくり観ることができた。
  竹釘を頬ばる空や迎え梅雨   未曉
  藤盛ん百年戻す下見壁     未曉