句が出来ないときは父が残してくれた「日本大歳時記」を読む。句作を忘れて季語の由来や例句を読むのも楽しい。読みながら、自分の中にその季語の有り様を探る。ほとんどが子どもの頃に繋がっていく。
 季語「線香花火」習作
  平気と言ひ線香花火指の先     未曉
 季語「日焼け」習作
  赤き腕日焼け忘れし腹に置く    未曉
 子どもの頃はパンツの痕だけが白かった。それをからかったりからかわれたりした。