前日雨が降ったので急遽思い立って草取りを始めた。鳥進んでいくと隣の家との境に鈴蘭が咲いていた。なぜか知らないが、庭と言われる正式なテリトリーにはそぐわないのかここにある。妻のガーデニングプランによることなので私にはわからない。陽の当たるところにある花は、葉よりも花が目立つようだ。鈴蘭は花は葉の陰に隠れるようにしか見えない。その辺りだろう。
 鈴蘭は花そのもののイメージより、「花が咲いている情景」としてのイメージが強い。いわゆる俗っぽいイメージである。そのイメージを逆手にとって俳諧味を狙ってみる。
  季題「鈴蘭」
   我が家にも鈴蘭が原てふ三株     未曉
   町名に鈴蘭残し住宅地        未曉