今日は寒い。原油高騰のおり上も下も重ね着をして過ごすことになる。
 郭公の声が聞こえた。南から来たのにこの寒さは驚いたであろう。初聞きである。降り出しそうな空、寒さ、郭公。その中での運動会の練習と本番。現職中は毎年この時期天候に振り回されていた。その象徴が郭公の声である。郭公は巡回パトロールでもしているかのように毎日同じ枝同じ電柱にとまって同じコースを飛ぶ。
    郭公の声域後に妻出勤     未曉
 椴法華の十年間はこれに海霧が加わる。だからたまに晴れるとそれだけで教室がとてもいい気分になったものだ。
    青空の五日ぶりなるつつじ山  未曉