2008-05-29 ■ 季語閑語 私がよく行く七飯町のアップル温泉は大野平野の東端にある。今は休耕田も目立つがその温泉の足元辺りから西側一帯に田んぼが広がっている。 七飯岳や横津に繋がる傾斜の始まる際で冬のシバレの内から工事が始まっていた。出来るとそれは灌漑路であった。完成と同時に通水されその水はそのまま田を満たし、待っていたように田植えが始まった。そういえば、夜温泉の帰りに通ったときも空の明かりを写した銀色の水が先を急ぐように流れていた。 明け易し灌漑用水田へ急ぐ 未曉 田植え機や平野の底を遅々遅々と 未曉