学大山の会「黒松内岳・狩場山」(1)

takasare2006-08-03

 学大山の会の登山会に参加させてもらって何年になるだろう。先年は秋田鳥海山だったし、その前はトムラウシ山だった。山の会だから行けた山だと思う。行き先だけでなくこの会の底流にある「学生時代の山や仲間にに対する気持ち」や「山屋」的な言動が中高年の登山グループでは味わえない魅力となっているのだろうと思う。住む場所が違っても、家族や友人を交えても40年続けて、年に一回集まって登山するパワーは私の伺い知ることのできない根源を持っているのだろう。
 釧路から、岩見沢から、札幌からそして函館から15人が集まった。北海道の広さから考えると点のような黒松内町郊外の国道脇のパーキングエリアに停まることのないj間の流れの中で一瞬のような8月3日の午前9時15分前、全員が集まった。私がパワーを感じるのはこんなときだ。決して当たり前ではない。
 林道約20分で登山口に着いた。登られないSa団長から少し悔しさを感じさせて話があり、KaCLから暑さ対策と水分補給が話されSLが配置されて登り始めた。いきなり段差のある階段が始まり高度を上げる。ジグは切られているが直登に近い登りが続く。ゆっくりペースなので苦しさが無い。もちろん私に合わせてくれているのではない。この頃ぜんぜん登っていないSa夫人を慮ってのペースだ。私は助かる。それでもKaCLに長袖を脱ぐよう注意された。Tシャツになってみて涼しさの効果がわかった。体が軽くなる。YaSLに荷物を持ってもらったSa夫人はその後は快調になり、時折華やいだ声が聞こえてくる。Niさんが少し立ち止まる回数が多くなってきている。Niさんが自分が立ち止まると後続が停まるので、最後尾になろうとするとKaさんは自分のすぐ後ろを歩くよう指示する。自分がペースを作ってやろうとしている。休みが多い。この炎天のせいだ。水分補給をこまめに取れるようさりげなく休み雰囲気を作る。(明日に続く)