義母を迎えに行った函館駅朝市側で立候補者が選挙活動をしている。風は涼やかだが直射日光は厳しい暑さを持っている。その中を駅から義母が一般者用の車寄せまで歩いてくる。途中で一回立ち止まり、腰を伸ばすようにしてまた歩き出す。30M位の距離だが、その間に選挙演説は多くの内容を喋っていた。
  義母の背を選挙演説残暑かな   未曉
 義母がマッサージの間啄木小公園で時間をつぶす。四阿で休む。私と啄木像の間に一輪赤紫の花を残した浜茄子がある。「潮かほる北の浜辺の砂山のかの浜薔薇よ今年も咲けるや」を思い出した。
  啄木にかの浜薔薇の咲き残り   未曉