大雪山行の二日目十勝岳の裾、望岳台から1時間ほど登った。火砕流の跡が登山路になっている。火山らしく火が削ってしまったのだろう遮るものが何もない。まず、胸とおぼしきところに噴煙二筋、そして鋭角の頂、その上に夏の日…。登山路は真っ直ぐそこに繋がっている。
  炎帝火砕流跡影も無し   未曉
  竜胆に片陰もらひ積み石に  未曉