椴法華の築港は恵山岬と銚子岬に挿まれた入り江の最奥にある。ここに来て好調な烏賊つけの集魚灯がその入り江を塞ぐように岬と岬の間を繋いでいる。
  岬繋ぐ漁り火白し冬兆す   未曉
 Sakagさんの昨日のブログでつまらないことを考えてしまった。宝くじに当たったら…である。人生は悪い方に変わるという説がある。つまり、持ちつけない金を持った人間の弱さを言うのだろうし、私に十分当てはまる。当たると思っていないから自分の弱さまで気にしてしまう。最高につまらない考え「もし当たったら俳句を作り続けるだろうか」で一句作っておくことにした。宝くじは年末の立派な季語である。
  句作りを悪魔に売って宝くじ 未曉