雪起し

   眞紀子さんのお通夜に向かう椴法華への道は横殴りの雪になった。昨夜の雷は雪を起こした。
       冬の雷続詠
     夜の底の道銀色に冬の雷    未曉
     老いの手か冬雷か酒揺れて   未曉
     雪起し草草の根に地の虫に   未曉