凍る

 朝、函館市街は未だ道が凍っている。椴法華の我が家へ帰る義母の車を心配しながら自分も慎重にならざるを得ない。しかし、戸井のあたりから道路は乾き、周りには雪も見えない。ゆったりした気分になった。同乗の娘と義母の思い出話をしながらいつのまにかドライブを楽しんでいた。
  凍道のやがて春路へ白脚絆  未曉