室蘭岳

 2007年8月以来の2度目である。前回は良い印象が残っていた。
ダケカンバの美しい樹林帯、コースの折々に見える室蘭から噴火湾の展望、頂上から西尾根コースを下るときの釣り尾根の道の快適さ、そして帰りを待っていてくれる白鳥ヒュッテの冷たい水…。それ以外の所は忘れてしまっていた。
 白鳥小屋からダケカンバの樹林帯までの道は、岩と木の根が作る不規則段差の連続だった。それでいて勾配が急でつい膝ををかばいながら登るよになる。Kubが膝に違和感を感じてストックを使い出し慎重に登り始めた。
 もう一つ勘違いしていたのが西尾根の825Mポコからの下りで、ポコ直後から崖を降りるように思っていたが尾根の先端までが結構長かったことだ。地図を見ることや地形をどう印象づけるかということが経験を元に登る時の大切さのように感じた。
室蘭市民には手頃な「おらが山」ろしい。沢山の人が半日登山という感覚で登りの我々とすれちがって下山していく。でも函館山よりは登山的要素は強いし、袴腰岳よりは山登り感は少ない。白鳥ヒュッテを基点に一週コースが取れるのはその分楽しいが、それを歩く人は少ない印象を受けた。