函館山トレッキング（１）

　昨日で三週続けて函館山を歩いている。奥さんの、冬のスイススキーに備えてのトレーニングと言うことで始めた。その前週は横津から袴腰を歩いているから四週続けて土曜日は夫婦で山歩きをしていることになる。早めに出発し昼前には下りてしまう。谷地頭の温泉に入り昼は外食にし、スーパーで買い物をして二時頃には家に着く。土曜日のパターンとして定着しつつある。
　旧山道を登り千畳敷から裏車道を回って御殿山から旧山道を降りる。宮ノ越コースから七曲を登り千畳敷から同じように回って降りてくる。昨日は、汐見山を登り戦場敷まで行って裏車道から御殿山そして再び汐見山を降りてきた。汐見山は時間はかからないがその分斜度がきつくトレーニングにはいいのではないかと思った。奥さんは万歩計の数値が上がらないのは不満らしいが…。
　今の時期の函館山は花はもちろん鳥も少なく目を引くものはあまりない。カラスが薄氷の水溜りで鴉の行水をやっていて足を止めたくらいだ。それとて氷が痛々しく音も寒々しかった。冬枯れである。冬枯れていないのが人間だけでそれも年寄りがどんどん歩いている。きっと出会う数から言えば小鳥より年寄りトレッカーのほうが多いに違いない。