学校の残りの三学期が休校になった。北海道では緊急事態宣言、安倍首相はさも大英断の如く全国へ不要不急どころか仕事まで含めて軒並み自粛を要請した。現場は大混乱だろう。自分が今の学校現場にいたら…と思うと、生徒や先生、父母の動揺混乱は想像を超える。

 「休業、自粛という対策やむなし」が納得されるには「今までの推移から見られる状況の分析、そこから読み取れる傾向を知らせなければならない。今知らされる感染者数、死者数、感染範囲等が恐怖心を煽るためにだけだけ使われている中での対策は押しつけでしかない。

 脅かしておけば国民は言うことを聞くだろうという阿倍首相の考え方は、戦争という恐怖をちらつかせれば憲法改正できるだろうという「平和を希求する国民を信用していない」政治姿勢を露呈している。形容詞の羅列ではなく具体的な事実を言う言葉や数字により理解を求める姿勢こそが想定外の危機を救う道だと思う。

 駄目な政治を乗り越えて休校、自粛の効果が収束への道に繋がることを願う。

 私たちも二つの飲み会を諦めた。

    食へ寝め息をひそめよ老いの春  未曉