青雲時報縮刷版刊行委員会解散という名の飲み会があった。解散にふさわしい寂しさの風が吹いていた。退職後の平々凡々の日常に大きな遊び道具を与えられたような二年間だった。なしえた原動力、50年前の友情を誇りに思う。
 大雪に雪かもしれぬという。わずか二週間で秋深まる感じの涼しさの中会場に向かう
   終わりしことまた一つ増え秋の宵  未曉
 飲んでいても時折ふっと静かになる。
   差す秋思差される秋思ガラス猪口  未曉